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更新日:2021年1月25日

令和2年度 第8回浜北区協議会 議事要点

開催日時:令和2年12月24日(木曜日)午後1時30分~午後2時40分

開催場所:浜北区役所3階大会議室

次第

開会

議事

(1)協議事項

ア浜松市文化財保存活用地域計画(案)のパブリック・コメント実施について

イ浜北コミュニティバスの運行改善について

その他

(1)その他

(2)次回開催日程について

閉会

開会

(大石静夫 会長)

初めに、本日の会議の会議録署名委員を、波多野友美委員、村木惠子委員にお願いします。

議事

(1)協議事項

ア 浜松市文化財保存活用地域計画(案)のパブリック・コメント実施について

≪文化財課から説明≫

~浜松市文化財保存活用地域計画(案)のパブリック・コメント実施について説明~

(大石静夫 会長)

委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(佐藤滋美 委員)

文化財の保護について、市町村合併の度に文化財保護のレベルが下がっているように感じます。特に浜松市の場合は、政令指定都市となり広域で対象の文化財が格段に増えていると思われますが、合併を繰り返してきた中で、取りこぼされてしまった文化財がどれくらいあるのだろうかという思いが私の中にあり、今後、区の再編を控え行政としてはどの様な認識でおられますか。

また、10年計画で進めて行く上で、すでに新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1年が通常通りには行かなかったと思われますが、財政の確保、進捗の対策等教えてください。

(文化財課)

文化財保護の今後の推移について、浜松市文化財保存活用地域計画のP47のとおり令和2年4月1日現在で指定文化財は434件ございますが、これらは佐藤委員からお話があった通り、平成17年の市町村合併時に、旧市町村から引き継がれた文化財が累積された数字であります。文化財保存のレベルが下がっているとのご意見もありましたが、行政としては指定文化財が末永く保存され皆さんにより知っていただき、活用していただける文化財であり続けるために、文化財課と各区の文化財担当課と連携し、各地域の指定文化財の現状、今後の在り方等を確認しながら、必要に応じて劣化してしまった文化財保護の手立てを進めて行きたいと考えております。

財政状況についてですが、新型コロナウイルス感染拡大は今までになかった経験であり財政もひっ迫している中で、今後の10年間のアクションプランとして事業計画を作成しており、来年度の予算についても予算確定時期ではないので確実に確保できているとは言えませんが、例えば建造物の保存状態に不安がある場合補修をかけていく等、必要な保全の予算確保に努めてまいりたいと考えています。進捗管理については、この計画をもとに10年間で進めて行きますが、これらの事業が定期的に計画通り進められているかを把握していき、浜松市HP等で毎年度の進捗状況等を皆さんにお知らせできるような体制を整えて行きたいと考えております。

(川嶋弘美 委員)

パブリック・コメントを書くのが好きなので書きたいと思うのですが、資料が膨大すぎて読み込めません。一番の目玉を教えてください。

(文化財課)

一番のアピールポイントですが、読んでいただく皆さんが興味・関心をお持ちになるものはお一人おひとり違うと考えるため、文化財課としては一番の押しを特定することはしておりません。内容を見ていただき興味・関心を持っていただいたものをより深く読んでいただければ嬉しく思います。例えば、浜松市文化財保存活用地域計画の中で、歴史をたどる2章の部分や関連文化財群、種別ごとの文化財に特徴を当てた内容もございますので、建造物を中心に見る、民俗芸能に興味がある等の視点からも見ていただけるようになっております。また、パブリックコメントの期間は令和3年1月20日までございますので、お時間の許す限りお読みいただき、たくさんのご意見をお寄せいただければ嬉しく思います。

(川島弘美 委員)

コロナ禍の時世では、文化を守ることは後回しにされてしまうと思いますが、文化がないと人間は生きていけないと思うので担当課には頑張ってもらいたいと思います。

(野本剛良 委員)

私が小学校の時に遠足で蜆塚遺跡に行き、遺跡等に興味を持ち詳しく調べたりした思い出があります。実際に見ると興味を持ち深く広く知りたいという事に繋がると思うのですが、浜北区内でもしっかり調べないと見落としてしまいがちなな中で、例えば、学校の社会の授業や課外授業等で、文化財を学校教育に取り入れているか、また、今後取り入れて行く予定があるのか教えてください。

(文化財課)

学校教育に文化財を取り入れることについて、一例ですが、文化財課の所管施設として博物館があり、学校の見学対応をしております。小学校3年生と6年生の社会科の授業で歴史文化について博物館を見学し様々な文化財に触れていただく、また、博物館の職員が学校に出向き、博物館で学べることを知っていただく等の活動もしております。「のびゆくはままつ」等の教本もありますが、実際に「見て・触れて・感じる」という活動においても引き続き取り組んで行きたいと考えます。

(波多野友美 委員)

大変、読み応えがあり、浜松市文化財保存活用地域計画「案」が確定したら、製本し各家庭に配布していただきたいくらい素晴らしく、楽しく拝見させていただきました。文化財の保存は各区で平等に行う事業ではないと思いますが、拝見すると重点事業の中に、浜北区のものが含まれないように思います。浜北区に対象となる文化財がないからなのか、他に優先すべき地域があるからなのか教えてください。

(文化財課)

浜北区には国の天然記念物の「北浜の大カヤノキ」などがあり、末永く保存できるよう努力しております。今回、保存活用区域を定める中で4か所のエリアが取り沙汰され、数の点で浜北区が少なく見えてしまった部分もあると考えます。本日、皆さんにお配りした本編以外にも「資料編」があり、パブリック・コメントの「閲覧用」として各区役所に配架しており、本編でも触れている内容のほか、様々な視点から整理した頁もあります。決して浜北区が少ないわけではなく、当課と浜北区担当課で連携し取り組んでおります。

(池谷敏 委員)

国の認定申請とありますが、国の認定を受けるのと受けないのとではどう違いますか。

(文化財課)

浜松市文化財保存活用地域計画を作成するにあたり、平成31年4月に改正された「文化財保護法」により、各市町村が地域計画を作成することができるという規定が新たに盛り込まれ、それを機に全国の各市町村で計画の作成に向けてスタートしました。国の認定を「受ける・受けない」の違いは、国へ認定申請をして認定されれば、本編に掲載されている事業が実際に動き出したときに、国から補助金を受けられる等の優遇措置があることが一つのポイントであります。その点においても、皆さんの声をしっかりと聞き計画を作成し、国の認定をいただき、皆さんに納得いただける形で事業展開をしていきたいと考えます。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

イ 浜北コミュニティバスの運行改善について

≪浜北区まちづくり推進課から説明≫

~浜北コミュニティバスの運行改善について説明~

(大石静夫 会長)

委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(西村恭一 委員)

令和元年10月から令和2年9月までの利用人数が3,234人ということですが、実人数と年間にどれくらい予算をかけているか、また、費用対効果について、浜松市がどういった判断をされているのか教えてください。

(浜北区まちづくり推進課)

実人数については、正確な数字は把握しておりませんが、以前から100名程度の方が利用されていると聞いています。予算については、令和元年10月から令和2年9月までで約980万円となっております。費用対効果としては、一人に対して年間約10万円が使われている計算となり厳しい状況と考えます。

(西村恭一 委員)

年間約1,000万円の予算が使われていることになりますが、すべて浜松市の税金が使われているのか、国から補助金等出ていますか。

(浜北区まちづくり推進課)

浜松市から委託料として全額出ており、国からの補助金等はありません。

(村木惠子 委員)

運行日の変更を予定されている路線がありますが、理由についてお聞かせください。

(浜北区まちづくり推進課)

北浜麁玉線の西コースに「ニコエ」停留所を新設したことにより、「ニコエ」へ行かれる方が、平日よりも土日に多いと予想されるため運行日の変更をしております。

(村木惠子 委員)

反対に運行日を変更することにより、考えられる影響はありますか。

(浜北区まちづくり推進課)

コミュニティバスを利用されている方に2回アンケートを実施しましたが、中でも影響があると考えられる「赤佐中瀬線」の運行日変更に関して、「困る」という声はなかったと認識しております。

(村木惠子 委員)

特段、懸念される影響はないという判断でよろしいでしょうか。

(浜北区まちづくり推進課)

懸念される影響はないと考えます。

(池谷敏 委員)

先ほど西村委員からもお話がありましたが、費用約1,000万円、延人数3,234人、実人数約100人で、一人当たり約10万円がかかっている計算になりますが、10万円を高いとするか、必要な経費だとするかになると思いますが、コミュニティバスの利用目的として、通院・買い物・その他等でそれぞれの利用者はどれくらいいるか仕分けされていますか。

(浜北区まちづくり推進課)

通院、ピアゴへの買い物、遠州鉄道駅までの乗車が主な利用目的となっております。また、あらたまの湯については、令和元年10月から浜松バスが廃線になったことから、あらたまの湯へ行かれる方のコミュニティバスの利用が増えています。途中から、新型コロナウイルス感染の影響で減ってはいますが、利用者は増えていると考えます。

(池谷敏 委員)

「あらたまの湯」停留所がある「大平堀谷線」は、交通空白地帯で交通手段のない方もおり、生活に影響がある方もいると思われますが、あらたまの湯の利用者のために年間約1,000万円の中のいくらかを使うことは必要性に疑問があります。もう少し小回りが利く交通手段や収入を増やす工夫を考えていただきたいと思います。もちろん広告収入など努力はされていると思いますが、例えば、「大平堀谷線」は新しくできた北区の「サーラ音楽ホール」の近くを通る路線なので、区を跨ぐことにはなりますが路線に入れる等工夫し、コミュニティバスの利用者が増えるようにしていただくことで、今後もコミュニティバスの継続につながるのではないかと思います。

(浜北区まちづくり推進課)

今回、「ニコエ」停留所を作り路線を伸ばしましたが、コミュニティバスの利用者が増え、収入が増えることでコスト削減になると考えます。広告等の収入については、前回はニコエさんの広告収入やバス車体のラッピング広告等がありましたが、それ以降新規広告収入がないため課題と考えます。

北区の音楽ホールについてですが、浜北区のコミュニティバスは浜北区交通検討会で協議しており、路線が北区へ出るとなると、北区と調整し交通検討会を設けルート等協議していくことが必要となります。

(大石静夫 会長)

北区都田には、サーラ音楽ホール、都田テクノポリス、都田工業地帯等あるので、池谷委員のご意見にあったように、今後、検討していく材料であると思います。

(金井真吾 委員)

「ニコエ」を追加し、利用者が増え収支率が伸びるとのお話でしたが、どれくらい利用者が増え、それによる収支率の見込はどれくらいあるのか教えてください。

(浜北区まちづくり推進課)

収支率については、浜松市総合交通計画に示される維持基準が20%から16%になることから、16%を目指すということで、ニコエまで路線を伸ばし、ニコエ近隣の染地台の方も、コミュニティバスを利用し浜北区中心部へ来ることができると考えます。

(金井真吾 委員)

例えばこうすることにより利用者が何人増える、収入がいくら増える等のシミュレーションをされたうえで改定をされたのかなと思い質問させていただきましたが、今回の改定に関しては、特に具体的なシミュレーションはされなかったということでよろしいですか。

(浜北区まちづくり推進課)

人数が何人増えるという計算までは至っておりません。

(金井真吾 委員)

私自身コミュニティバスを利用したことがないのですが、通院等で利用されている方にとっては大変重要な交通手段だと理解できますが、「ニコエ」停留所新設に関しては、あったほうがより生活が豊かになると思いますが、路線に追加するほどの必須な施設かというと、先ほどの「あらたまの湯」より必要性を感じることができません。「ニコエ」を増やす理由としてもう少し強い根拠があった方がいいのではないかと感じたので質問させていただきました。

(川嶋弘美 委員)

私は、多分この中では数少ないコミュニティバスの利用者だと思います。浜北区に20年以上住んでいますが、車に乗らないので自転車、徒歩、バスが移動手段で、子どもがまだ小さかった頃に保育園の送迎でコミュニティバスを利用していたこともあり、コミュニティバスには大きな期待をしていましたが、料金表を見た時に普段の生活の交通手段として利用するには高いと思いました。また、毎日運行しないものは浜北区民に定着されづらいのではと感じました。そのような中でどんどん減収してしまい、私が高齢者になるころには廃線になってしまっているのではという不安もあります。「ニコエ」に行くのにコミュニティバスを利用するのは、小学生同士が行くときくらいしか思いつかないので需要があるとは思えないし、浜北区は車社会で、特に若い世代の利用は難しいと思われ、浜松市の財政が使われていることをよく考えたほうがいいのではないかと思いました。浜北区については、浜松と浜北の縦の移動は遠州鉄道が大変便利ですが、浜北区内の移動に関しては公共交通手段がなく不便です。車を使わなくてもいい社会は環境にもいい社会だと思うので浜北区内の公共交通網がもっと発達するように工夫していただきたいと思います。

(浜北区まちづくり推進課)

運行の曜日や回数について、維持基準や最低運行が決められており、それ以上は運行できないことになっているので週2回・1日2往復の運行になることをご理解いただきたいと考えます。また、今後、利用される方が多くなり維持基準が上がれば1日4往復に増える等可能になりますので、利用者が増える工夫をしていきたいと考えます。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

その他

(1)その他

(大石静夫 会長)

その他、委員の皆さんからご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

(川島隆夫 委員)

今年度の成人式について、新型コロナウイルス感染拡大の中、他の自治体では中止や延期が発表されていますが、昨日の浜松市長の会見では、浜松市の成人式は中学校単位の分散型なので感染対策は大丈夫だというような内容でしたが、浜北区は中学校単位での分散型ではなく、浜北区の中学校5校を午前の部・午後の部の2回に分け、1回の開催に中学校区が2~3校が集まることになりますが大丈夫でしょうか。

(浜北区まちづくり推進課)

今年度の成人式については、2部制での開催を予定しております。午前中は浜名・麁玉・北浜東部中学校、午後の部は浜北北部・北浜中学校に分け、約450名ずつの開催となります。文化センターの会場の収容人数が1,200名なので、座席については1つ空け着席していただきます。例年の恩師のビデオレター等は中止する等、今年に関しては式典のみで所要時間は約35分で予定しております。例年ですと北浜中学校の卒業生に太鼓を披露していただいていますが今年は中止し、成人のご家族の方の入場もご遠慮いただきます。恩師の先生方の出席も取り止め、なるべく人数を減らし開催します。

(川島隆夫 委員)

現状は新型コロナウイルス感染拡大が収まる気配はありませんので、なるべくリスクを避け、コロナ禍の中で浜北区成人式を開催したから感染が広がったということが起こらないようにしていただきたいです。

(浜北区まちづくり推進課)

入場の際には体温の検温チェックをし、手指消毒の徹底をして予防に努めます。担当課の市民協働・地域政策課からも「浜松市の成人式から新型コロナウイルス感染者は絶対出さない」ということで取り組むよう指示もあり、しっかりと対応していきたいと考えます。

(波多野友美 委員)

浜北斎場の工事について、12月18日まで利用不可ということで、その間は他区の斎場へ分散したと思いますが何か問題はなかったか、また、どこが改善され使いやすくなったかを教えてください。

(浜北区区振興課)

所管の浜北区区民生活課からは、休止期間中、特に問題は発生していないと報告を受けています。今回の拡張工事においては、火葬炉を4炉から5炉増設し全体で9炉となり、それに伴い待合室の増設をしております。

(2)次回開催日程について

~次回の会議について、令和3年1月21日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室にて開催することを確認~

閉会

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浜松市役所浜名区区振興課

〒434-8550 浜松市浜名区貴布祢3000

電話番号:053-585-1141

ファクス番号:053-587-3127

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