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更新日:2020年12月25日

令和2年度 第7回浜北区協議会 議事要点

開催日時:令和2年11月26日(木曜日)午後1時30分~午後3時50分

開催場所:浜北区役所3階大会議室

次第

行政区再編に係る協議の経緯について

開会

議事

(1)協議事項

ア 第6期障がい福祉実施計画(案)・第2期障がい児福祉実施計画(案)のパブリック・コメント実施について

イ はままつ友愛の高齢者プラン(案)のパブリック・コメント実施について

(2) 報告事項

ウ 浜北区役所跡地等スマート化事業の優先交渉権者の選定について

その他

(1)次回開催日程について

閉会

行政区再編の協議の経緯について

≪髙林行財政改革・大都市制度調査特別委員会委員長・長田副市長があいさつ、内藤企画調整部長が資料に基づき説明≫

(川嶋弘美 委員)

住民投票は何だったのだろうという率直な感想です。いずれは区の再編も仕方ないことだと思いますが、住民投票の際には3区案だったものが、今回は2区案になった理由を教えてください。市民の立場としては自分の住まいの近くに拠点となる市のサービス機関がある事が望ましいし、子育て中や介護されている方は遠くまで出向くことは難しいと思います。

(髙林委員長)

令和元年12月18日に委員会へ2区案が提示されましたが、委員会としては2区案の協議はしていないので、これで進むというわけではありません。

(川嶋弘美 委員)

その場合は、どのようにして区分けを決めますか。

(髙林委員長)

先ほど説明にあった6項目の協議事項の2番目の区割り案と区の数に関することは、今後の委員会の中で協議してまいります。

(川嶋弘美 委員)

できるだけ多くの人が困らないような区割り案にしていただきたいと思います。

(山本 中瀬地区自治連合会長)

区の再編につきましては浜松市当局、市議会が緊密な連携を図り新区割り案策定に向けてご努力されていることをひしひしと感じますし、地元の2新聞の報道で自分なりにチェックしたところ11月から本日までで20記事ございました。自治会活動の立場から申しますと、ゴミ出しの現場をはじめ、様々な活動から住民の息遣いが伝わってきますが、行政・議会等のみなさまと共に我々の自治会活動にも浜松市づくりの点や線といった日常の要素を積み上げ、それが浜松市の面につながっていくものと考えます。再編された区がどのような住民サービスを提供してくれるのかという課題があり、住民の息遣いから感じられることは、行政・役所が発してくれる実務的なサービス内容が如何であるかもさることながら、浜北区の住民が願っているサービスとは、区役所がいかに身近に存在してくれるかという安心感をいただけることだと思います。協働センターや行政センターでは、区役所の役割にはまだまだ匹敵しないのではないかという心配があります。せっかく慣れ親しみつつある区役所がもしも遠くなるのでは、住民が願っている安心感を与えてくれるサービスに逆行するのではないかと思います。副都心浜北といわれてきている側面もぜひ検討課題のポイントにおいていただくことと合わせて、全浜松住民全体のできるだけ身近に区役所を置いていただくことを検討の根幹に据えていただくことをお願いし要望とさせていただきます。

(長田副市長)

自治会のみなさまには地域の振興に格別のご配慮ご努力をいただき感謝いたします。区役所については今後議論されますが、仮に減った場合でも、現存している拠点は行政センターとして機能させていく事を提案しております。お近くの協働センターがよりコミュニティの振興機能となるように努力しており、ご心配は緩和できるよう考えております。

(小栗ひで 委員)

浜松市に合併して15年、政令指定都市になって13年になり、合併し7つの区がやっと落ち着いたと多くの市民が感じていると思いますが、昨日の西区・北区・天竜区の説明会ではメリットとデメリットがはっきりしないという意見が多数出ており、市民に納得する説明がされていないという意見もあったそうで、私も同感であります。浜松市が以前から言っている区の数を減らして捻出した削減額で協働センターの職員を増やしサービスの向上を図ると言っていましたが、協働センターの職員を増やすことは人件費が増えることになり行財政改革にはならないと思いますがいかがお考えですか。

(髙林委員長)

議会としては、前の市議会、統一地方選挙のときに当局が議会に出した案でありますので、今後の議論の中では、まずは行政効率を上げて行く、市民サービスの低下はさせないことを条件にし、その結果として財政削減できればと思っています。委員会としては、それを機軸に今後議論し展開していきたいと考えます。

(長田副市長)

高林委員長からもお話がありましたように、市民サービスは低下させないという前提条件で議会でも議論いただきます。今後の人口減少、超高齢化の中で財政需要が増えてまいりますので、なにかの改革をして財源を捻出し、行政サービスを低下させずにより効率的な行財政運営に努めてまいりたいと考えております。そういったことを前提に議論し進めていきたいと考えます。

(野本剛良 委員)

区の再編により市民サービスが低下するのではないかという懸念がありますが、そのようなことがないようにお願いしたいと思います。区の再編のメリット・デメリットがあると思いますが、具体的なデメリットの内容と、それに対して浜松市や委員会でどのように対応していくのかを教えてください。

(髙林委員長)

今までの委員会で出てきたデメリットについては、行政拠点が少なくなり遠くなることで行政サービスが低下するのではないか、再編によりコストがかかる等意見がありましたが、市民サービスを低下させないことが前提条件ですので、充分議論していきたいと考えます。

(長田副市長)

行政サービスの提供の仕方も変わっていく中で、多方面からみなさまへの市民サービスを考え議論していきたいと考えます。

(森島 麁玉地区自治連合会長)

麁玉地区の大平・灰木・堀谷の人たちも浜松市民だということを忘れないで頂きたい。市民サービスが低下しないようにして頂けるということですが大変心配です。大平・灰木・堀谷は高齢者が多く情報弱者であります。スマートフォン・パソコンを使ったサービスがあるといいますが高齢者では使いこなせません。地域住民の意見としては、メリット・デメリットがはっきりしない、市の財政が大変ならばここは我慢してくれとお願いがない、どのように我慢してくれと明確にして欲しい、7区割りの時に最善と言いながら何年も経過しないうちに再編とは何事か、区の再編により数億円費用削減できるということだがそれでサービスの低下にならないのか、住民投票の結果は反対が多いが本当に拮抗したのか、ある一定の勢力を持つ人の方に流れて行くのは市民のためにならず市民の政治離れに拍車がかかるのではないか等の意見が寄せられております。どうかより良い市政になっていただくようお願いします。

(室内久芳 委員)

区の再編は、どうしても必要とのことでしたが私も同感です。今までも住民説明会はされてきたと思いますが、現実にはある一部の住民のみが参加するという状況だったと思います。今後も、何区にするかということも含めて市民への途中経過の説明が必要になっていくと思います。市民サービスが低下しないことを前提に議論され進められるとのことですが、市民サービスの低下を招かないように要望したいと思います。

(髙林委員長)

昨日の北区での説明会でも、自治会連合会、区協議会での説明だけでは不十分ではないかとの意見をいただきましたが重々承知しております。当局と議会が同席し説明会を行うことは未だかつてなかったのですが、今後もこのような機会をたくさん持っていきたいと考えます。説明が不足であれば、ぜひ、議会・当局へお申し出ください。

 (長田副市長)

本日皆様から貴重なご意見を賜りましてありがとうございます。このような説明会の機会を適宜・適切に設け、皆様のお声を聴かせていただき進めてまいりたいと考えます。

 (大石静夫 会長)

区の再編が必要という結論になりましたので、先ほどから出ているように市民サービスの低下にならないように、中でも、福祉、防災・災害が特に重要だと思いますので検討し進めていただきたいと思います。また、区割りについても原点に立ち返り、あるべき姿、各地域の歴史・コミュニティがありますので、20年後を見据えて望ましい姿にしていただきたいと思います。

 (松下 浜北区自治会連合会長)

浜北区は現在67自治会58町内会で構成されておりますが、自治会連合会の立場から一つだけお願いしたいのは、地域のコミュニティ、防災、防犯を含め住みやすいまちづくりが、しっかりと担保されるようにしていただきたいとお願いするものでございます。

 (長田副市長)

地域のコミュニティの発展、防災、防犯はいずれも大事なことですので、しっかり議論していきたいと考えます。ありがとうございました。

 (髙林委員長)

市民サービスについては、窓口のサービスだけではなく、福祉、防災なしでは解決できると思っておりません。十分承知し協議を進めてまいります。

 開会

(大石静夫 会長) 

初めに、本日の会議の会議録署名委員を、野本剛良委員、平松昇委員にお願いします。

議事

(1)協議事項

ア 第6期障がい福祉実施計画(案)・第2期障がい児福祉実施計画(案)のパブリック・コメント実施について

≪障害保健福祉課から説明≫

~第6期障がい福祉実施計画(案)・第2期障がい児福祉実施計画(案)のパブリック・コメント実施について説明~

 (大石静夫 会長)

ありがとうございました。ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問等ありましたら、お願いします。

 (村木惠子 委員)

新型コロナウイルス感染拡大という事態の中で、当事者はもちろんサポートする側、連携する側にとって取り巻く環境や状況が変化してきていると思いますが、こうした点を踏まえ今回の計画に盛り込まれたものや、見込量や計画の数値に変更が生じたものがあれば教えてください。

 (障害保健福祉課)

今回の新型コロナウイルス感染拡大に関して、計画には盛り込まれておりません。もし来年度以降、新たに国から見込量等が示された場合は、市の計画も修正することになります。

 (川嶋弘美 委員)

このような計画があることは大変良いことだと思います。パブリックコメントの説明を各区の協議会だけで告知するのではもったいないと思うので、各福祉施設等に告知し広く知れるといいと思うのですがいかがでしょうか。

 (障害保健福祉課)

今回この計画を策定するにあたり、「浜松市障害者施策推進協議会」「浜松市障害者自立支援協議会」の委員である医師・歯科医師・障害福祉の事業所や障がい者団体・学識経験者等から意見を聞き策定しております。パブリックコメントを実施することについては、市役所、区役所社会福祉課の窓口や、各協働センターに資料を配架し、浜松市のホームページでもパブリックコメントを始める告知をしており、広く皆様からの意見をお寄せいただけるように周知を図っております。

 (川嶋弘美 委員)

各窓口に出向くのは大変なので、広く末端までパブリックコメントが行き渡るようにしていただければ、よりよい福祉を受けることができるようになると思います。

 (佐藤滋美 委員)

福祉の現場においても、マンパワーが非常に大事だと思いますが、現場で働く方を増やしていくための具体的な新しい対策はありますか。

 (障害保健福祉課)

今回の新型コロナウイルス感染拡大で、事業者の方には大変なご苦労を掛けております。障がいのある方の中にはマスクを装着できない方もおり、事業所の職員の方にはきめ細かく感染予防対策の対応をしていただいております。一人の障がい者に対して2名の職員で対応する等、マンパワーが必要となっています。今すぐに何か新しい対策を取ることは難しいですが、今後、調査し検討していきたいと考えております。

 (平松昇 委員)

第6期浜松市障がい福祉実施計画(案)第2期浜松市障がい児福祉実施計画(案)の概要P8、9の支援事業の「令和2年見込量」に対しほぼすべての項目で「令和5年計画値」が増えている中で、唯一P9の「日中一時支援」の「令和5年計画値」が減っていますが、減った方がいいのか、または増えた方がいいのか詳細を教えてください。

 (障害保健福祉課)

様々な支援サービスが増えたことで、「日中一時支援」を利用されている方が、他の支援サービスを利用されるようになったこともあり、「日中一時支援」の数字では減っていますが、全体的なサービス利用は増えております。

 (金井真吾 委員)

P3の「福祉施設から一般就労への移行」について、約140名以上の方が一般企業で就労されているという認識ですが、どれくらいの規模の企業が受け入れているか教えてください。

 (障害保健福祉課) 

地域移行支援として、障害者支援施設等に入所している障がい者に対して、住居の確保や障害福祉サービスの利用等、障がい者が地域で安心して暮らせるような環境を整え、地域に戻り就労し自立していただく支援をしております。企業側には、規模により国が定めた障がい者雇用の規定があり、一般の中小企業においても障がい者雇用についての関心が年々高まっております。企業の規模については今手元に資料が無い為お答えできませんが、パブリックコメントの意見とし対応させていただきます。

(金井真吾 委員)

ある程度小さい規模の会社でも障がい者雇用をしたい企業もあると思うのですが、一般中小企業に向けてどのような告知やアプローチをしているのか、また、どういった企業が障がい者雇用に応じているか教えてください。

 (障害保健福祉課)

障がい者雇用については、障害保健福祉課で年に一回フェアを開催し市内の事業所に参加いただき、特別支援学校や就労希望者へ企業の紹介をしています。本年度については、新型コロナウイルス感染拡大のため、フェアの開催は中止となりましたが、新しい試みとして、障害者雇用に関する動画を作成し配信することで、通信環境があれば自宅からでも見ることができ、質問もできるようにする計画を進めているところです。 

 (大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

イ  はままつ友愛の高齢者プラン(案)のパブリック・コメント実施について

≪高齢者福祉課・介護保険課から説明≫

~はままつ友愛の高齢者プラン(案)のパブリック・コメント実施について説明~

 (大石静夫 会長)

ありがとうございました。ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問等ありましたら、お願いします。

 (内藤和子 委員)

6つの重点施策の中の「重点施策3認知症施策の総合的推進」の中で「地域の見守り体制や専門機関による相談体制を充実させる」とありますが、私の地域の高畑では、10月17日に地域で認知症の勉強会をやり、その際に地域包括センターからいただいた認知症の資料を使用しましたが、耳で聞くよりも目で見ると理解が深まり大変わかりやすかったです。また、高畑劇団を結成し認知症の方に対する接し方等を学び、地域の方からも大変好評でした。11月21日には認知症高齢者徘徊模擬訓練を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期になっております。地域の皆さんが「見守り隊」となりオレンジシールを付けている方への声掛けをする等体制が取れるようになればいいなと思っております。勉強会に参加する機会があり、初めて認知症は4つに分類される等知ることができたので、ぜひこのような機会を増やしていただき、担当課にはより一層の普及をお願いしたいと思います。

 (高齢者福祉課 介護保険課)

認知症につきましては、地域包括センターに間に入っていただき地域の皆さまへ認識を広めていただく活動をしているところですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大のため活動が中断しております。感染拡大が落ち着きましたら普及活動に努めてまいりたいと考えます。

 (川島隆夫 委員)

「重点施策6地域共生社会の実現に向けた事業の推進」について、浜北区社会福祉協議会・浜松市社会福祉協議会と連携し進めていますが、多機関・多職種が連携協働することについては十分にできておりません。個別に浜北区社会福祉協議会と民生委員は活動しておりますが横の繋がりが不十分であり、現在抱えている高齢化社会においては地域共生が大変重要だと思います。担当課には特に横の繋がりの連携の推進をお願いしたいと思います。

 (高齢者福祉課 介護保険課)

みんなで支え合う社会づくりができるよう進めてまいりたいと考えます。

 (平松昇 委員)

私は麁玉地区で生活推進委員をしております。地域で色々な活動をされていると思いますが、各地域の活動事例を紹介するチラシを作成していると伺いましたが、現在実施しているところがあれば詳細を教えてください。

 (高齢者福祉課 介護保険課)

地域包括支援センターのエリアごとにある生活支援体制づくり協議体の中で、地域により異なりますが、協議体ごとに広報を行っているところがあります。横の繋がりの重要性もふまえ情報を広めていくために浜松市社会福祉協議会に広報していただくようお願いをしております。広報を行っていない協議体にも情報を共有できるよう話を進めているところです。また、浜松市社会福祉協議会のホームページでそういった情報が一元的に公開できるように準備を進めております。

 (平松昇 委員)

公開する情報は市の単位・区の単位どちらで紹介されますか。また、いつ頃になりますか。

 (高齢者福祉課 介護保険課)

地域包括支援センターのエリアごとに設置している生活支援体制づくり協議体の単位になります。また、浜松市社会福祉協議会のホームページの中で浜松市全体の協議体毎の情報が見られるようにしていきたいと考えます。時期としては明確には申し上げられませんが、現在、浜松市社会福祉協議会と進めているところです。

 (大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。 

(2)報告事項

ウ 浜北区役所跡地等スマート化事業の優先交渉権者の選定について

≪エネルギー政策課から説明≫

~浜北区役所跡地等スマート化事業の優先交渉権者の選定について説明~

 (大石静夫 会長)

ありがとうございました。ご説明いただきました内容等について、ご意見・ご質問等ありましたら、お願いします。

 (川嶋弘美 委員)

戸建・賃貸の住戸は全て「ZEH」(ゼロ・エネルギー・ハウス)で年間の一時消費エネルギー量の収支がプラスマイナス「ゼロ」になるとのことですが、施設も含めオール電化ですか。

 (エネルギー政策課)

エネファームというガスを使って電気とお湯を作る設備の導入予定があり、オール電化ではありません。

 (川嶋弘美 委員)

全部オール電化では、災害の時など一つのエネルギーに頼ることに危機感があったので、そのような施設ができるのは楽しみであり安心しました。ビッグ富士が入るとのことですが、もし経営が上手くいかなくなり撤退となった場合はどのようになりますか。

 (エネルギー政策課)

全体の事業として、積水ハウス(株)静岡シャーメゾン支店が土地をすべて買い取り、その一部の土地を(株)ビッグ富士が購入し自費建設しますので、もし経営難になったとしてもすぐに撤退ということにはならないと考えます。また、ビッグ富士は浜北区の地域の発展性を考え、積水ハウス(株)静岡シャーメゾン支店と協働し建設する予定となっています。万が一撤退ということになった場合は、ビッグ富士が責任をもって後継を連れてきて対応すると聞いております。

 (西村恭一 委員)

議会を通った報告事項でありますのでいまさら言っても仕方ありませんが、最初は地域住民が利用できるオープンスペースを作って欲しいという要望があったはずですが、それがどういう経緯でなくなってしまったのか教えてください。

 (エネルギー政策課)

かねてより地域の皆様からそうした声があることは承知しております。市の考えとしては、浜北区役所の建物自体がなくなり更地になった瞬間、その後継となる活用目的等がない場合は、前提として一括売却となります。今回、事業者に対して求めたのは、1つはスマート化、もう一つは副都心としての取り組みであり、先に申しましたとおり一括売却が前提となりますので、一部を地域のみなさまのスペースにするという案は盛り込んでおりません。

 (西村恭一 委員)

もとは旧浜北市役所、後に浜北区役所となった地域住民にとって顔だった土地なので、地域のためにオープンスペース等作っていただくことが地域住民の願いでしたが、一括売却を決めた時点で、今説明していただいたように変更したことを地域住民に説明はされたのですか。

 (区長)

この件に関しては、自治会の方や地域の方が必要としている集会場の機能を備えたスペースを作ることを検討した経緯があり、一つは西村委員がおっしゃたようにマンションの中にコミュニティスペースをつくり地域住民が使うという案や、自治会としては民有地の借用・購入は考えていない中で、浜北区役所跡地売却において漏れた土地が発生した場合は、その部分が市有地として残るので自治会が市から借用するという案が検討されました。また、マンション内のコミュニティスペースについては、所有権が地域住民にないため常に希望通りに地域住民が使用することができないのでは集会場機能としては難しいという判断をされました。市有地が残った場合は市から借用することになりますが、今回の売却の方針としては一括売却が前提だったので、一括売却の方針に変更がないことは、過去に3回地域住民の方に確認していただいております。自治会としては浜北区役所跡地にそういったスペースを作るのは難しいという認識はお持ちだったと考えます。ただ、今回事業者が決まり、自治会の思いとして集会場機能を備えたスペースを作るという要望・相談のチャンスは残っており、先般も事業者にもその旨伝えてあります。

 (晝馬るみ 委員)

事業者が決まったということで安心しましたが、積水ハウス(株)静岡シャーメゾン支店のコンセプトの「『浜北副都心構想』を満たし副都心としての役割に貢献するまちづくりであること」の中で3つの役割が示されていますが、その中の「行政機能において都心を補完する」とありますがどのように都心を補完されるのか、また、「にぎわい、出会いを演出し文化を創造する」とありますが、「にぎわい」についてはビッグ富士が入ることによって経済効果も見込めると思いますが「文化を創造する」について詳しく説明があったか内容を教えてください。

 (エネルギー政策課)

「にぎわい、出会いを演出し文化を創造する」の中の「文化を創造する」については、地産地消の食文化を通じて、地域住民への普及啓発が主となると理解しております。

「行政機能において都心を補完する」については、行政機能がダウンした場合のバックアップ機能としてしっかりとした防災機能を確保し、行政機能自体を補完できるような展開を今後考えていくものです。「事業対象地内の住戸は全棟『ZEH』とし町全体で省エネルギーを推進する」、「既存の浜北体育館との連携による防災拠点としての機能」だけでは十分ではないと考えますが、副都心としてのバックアップ機能を確保していき、省エネ・コミュニティの広がりを推進し、まち全体をここのエリアが引っ張っていくという意味で行政機能を補完していくものと理解しております。

 (晝馬るみ 委員)

2年後に「まちびらき」があるとのことですが、目的にあったまちづくりがなされているかどうかについて、今後、浜松市として評価しフォローしていかれるのでしょうか。

 (エネルギー政策課)

浜松市としては、募集要項に定められているスマート化事業の取り組みに対するフォローアップを行う中で、事業者に対して様々な情報を求め、事業者の取り組みの成果を広くお知らせできると考えます。

 (太田好美 委員)

私は浜北区役所跡地のすぐそばに50年近く住んでおります。しばらく更地で寂しかったのがやっと決まったということで喜んでおりましたが、商業施設としてビッグ富士が入ることに関しては、付近に小中学校の通学路があり、時間帯により渋滞もあるので心配しております。2年後にオープンするまでに何か対策は考えていますか。

 (エネルギー政策課)

皆さまからのご心配や懸念として、周辺道路の交通渋滞、通学路においての子供たちの安全確保、交通渋滞による消防署の緊急出動の妨げ等伺っております。今後、事業者が浜松市の開発審査会の手続きを経るにあたり、関係する各部署と調整していく中で、交通に関してどのように円滑にしていくか、敷地内の車輛の誘導、警備員の配置等ソフト面での対応について検討していくものと考えます。

 (大石静夫 会長)

浜北区役所跡地周辺には、プレ葉ウォーク浜北、マックスバリュー、スーパーこでらがあり、お互いが過当競争で発展していくものと思いますが、もしもビッグ富士が撤退することになった場合、後継の心配があると思います。この土地は、浜北市役所・浜北区役所があった住民にとっては思い入れのある土地なので、浜松市が行政指導できるような形にして欲しいと思います。

 (エネルギー政策課)

今回契約する条項で、土地の所有権移転が終了し5年以内に建物の表題登記をしなければならない、また、土地の所有権移転から5年以内に建物を作らなければならないという縛りをしています。背景に、ビッグ富士の創業が浜松市であることや、浜北区の発展への思いがあり取り組んで行く事業であると聞いておりますので、撤退等の懸念は少ないと理解しておりますが、当課としてもしっかりと注視していきたいと考えます。

 (大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。この件については、委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。 

その他

(1)次回開催日程について

~次回の会議について、令和2年12月24日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室にて開催することを確認~

閉会

このページのよくある質問

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浜松市役所浜名区区振興課

〒434-8550 浜松市浜名区貴布祢3000

電話番号:053-585-1141

ファクス番号:053-587-3127

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