更新日：2024年1月1日

第4章.リーディングプロジェクト2　コミュニティソーシャルワーカー(CSW)の配置支援

専門的な福祉コーディネーターとしてコミュニティソーシャルワーカー(CSW)を各地域へ配置し、地区社会福祉協議会の運営に関する指導や他団体との連携を推進し、地域の様々な福祉課題の解決につなげます。

1　目的

急速な高齢化の進展や人口減少、格差の拡大等に伴い、社会からの孤立や複合的な問題を抱える人が増加しています。
このような支援を必要とする人を早期に発見し、必要なサービスにつなぐといった機能・体制づくりが重要です。
このため、住民の地域福祉活動を支援するための専門的な福祉コーディネーターとして、一定の圏域ごとに配置されている、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)が、
(1)地区社会福祉協議会等の住民主体の地域福祉活動の活性化
(2)制度と制度の狭間にあり、既存の福祉サービスでは対応が難しい人への支援やその課題の解決
に取り組むことにより、地域での課題を解決する力(地域福祉力)の向上を目指します。
配置については、従来から地域福祉事業に取り組んでおり、様々な福祉課題に組織として対応できる体制が整っている(福)浜松市社会福祉協議会が担うものとします。

2　コミュニティソーシャルワーカー(CSW)の役割

浜松市におけるコミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、制度の狭間にある問題を明確にし、課題解決につなげる「個別支援」と、地域にある生活支援や地域住民による福祉推進の支援等を行う「地域支援」、さらには支援を推進するため、仕組みの構築を目指す「仕組みづくり」の3つの役割を担います。

■コミュニティソーシャルワーカー(CSW)3つの役割

3　配置支援の取り組み内容

(1)コミュニティソーシャルワーカー(CSW)の資質確保、活動環境の整備

• コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、その業務内容から、非常に幅広い知識と技術を掛け合わせた福祉専門職であり、新たな地域課題や各制度に対応できる力の確保が求められるため、資質の確保に向け必要な研修を実施します。
• コミュニティソーシャルワーカー(CSW)配置に関するガイドラインを見直し、今後のコミュニティソーシャルワーカー(CSW)の機能や役割について、再検討します。
• 活動事例を検証し、常にコミュニティソーシャルワーカー(CSW)間で情報共有を図る体制を強化するとともに、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)の役割について関係機関へ周知することで、活動しやすい環境を整えます。

(2)制度の狭間にある課題解決に向けた個別支援や地域支援の充実

• 常にアウトリーチの意識を持ち、必要な支援を実施します。
• 個別支援から見えてくる地域の課題を普遍化し、生活支援コーディネーター等と連携し、地域への支援、仕組みづくりにつなげます。

(3)相談支援機関とのネットワークづくりの強化

• 課題解決が困難な事例については、チームアプローチでの支援を実施するため、日ごろからネットワーク構築を図ります。
• 地域包括支援センターや障がい者相談支援事業所等と定期的に交流会を実施し、相互の活動、役割の理解を深めます。

(4)地区社会福祉協議会への活動支援

• リーディングプロジェクト1に掲げる事業について、活動支援を行います。

4　配置支援の年次計画

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