トップ > 【第1期】令和元年度採択プロジェクト紹介 > 自動運転による超小型モビリティの公道走行実証
更新日:2020年10月23日
ここから本文です。
PerceptIn Japan合同会社(令和元年度採択企業)の自動運転技術による「超小型モビリティを用いた自動運転」の実証実験を浜松市天竜区水窪町で実施します!今回実施のLiDARと高精度3Dマップ(注釈)を使用しない、超低コストな自動運転システムを使用した公道走行は、本実証実験が国内初となります。
本実証実験では、車両全体のコストを大きく削減が可能なPerceptInJapan社の自動運転システムを用い、公共交通の存続が危ぶまれる地域におけるモビリティの新たなソリューションとしての実現可能性を模索します。
(注1)LiDAR:「lightdetectionandranging」の頭文字をとった言葉。レーザー光を照射し、対象物からの錯乱や反射光を観測することで、対象物までの距離を計測したり対象物の性質を特定したりする、光センサー技術のこと。先行車・歩行者・建物などの距離や形状、位置関係を三次元で把握することが可能であり、自動運転レベル3以上では必須の技術として、各社が研究開発を加速させている。一方、高価格な現状があり、走行車両のコストが高くなることがネックである。
(注2)高精度3Dマップ:LiDARを用いた自動運転に必須となる3次元情報を持つ高精度な地図のこと。車線情報や地形、信号、道路規制など、常に最新の情報を反映された高精度地図をなくして自動運転実現は不可能。カメラやスキャナを満載した車両で、実際に道路を走行して測定し、そのデータを加工して作るため、マップの整備、運用にはコストがかかる。
Percept In Japan合同会社(別ウィンドウが開きます)
2016年に米国シリコンバレーで創業した、ディープテックのスタートアップ。現在、本社を香港(開発拠点は中国・深圳)におき、ロボットや低速走行車両のための非常に安価な自律走行のソリューションを提供。
浜松市:浜松市の中山間地域におけるラストワンマイル問題の解決手段としての可能性検討。
PerceptInJapan:2022年の社会実装(自動運転レベル3相当)に向けたステップとして、将来的に社会実装
のリアリティのある水窪地域における公道実証実験を行い、利用者の意見収集、及び運用における課題を明確化
する。
令和2年11月21日(土曜日)から令和2年11月24日(火曜日)の4日間
時間帯は、午前9時から午前12時、午後1時から午後3時
浜松市天竜区水窪町の「スーパーやまみち」から「水窪橋」までの市街地旧道約2kmの区間。
「スーパーまきうち」、「水窪小(入口)」、「郵便局」に停留所を設置。
株式会社タジマEV「タジマ・ジャイアン」
長さ:254.5cm、幅:129cm、高さ:157cm
乗車人員:2人
平均時速10kmでの走行を想定。
テストドライバーが同乗し、緊急時には、車両を操作。
LiDARと高精度3Dマップを使用しない、GPSとコンピュータビジョンとIMU(角度、加速度など複合的に計測するセンサー)の統合による低速走行向けの超低コストな自動運転ソリューションの提供。
自動運転実証車両開発支援、技術的な特徴を有したハードウェア/ソフトウェアの提案など、モビリティソリュ
ーションをトータルで提供。
地元住民や関係機関との調整を実施。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください