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更新日:2024年1月1日

令和元年度第1回浜松市立図書館協議会会議録

日時

2019年06月25日(火曜日)
午後1時58分から午後3時45分

場所

浜松市立中央図書館 2階 大会議室

出席状況

委員:中村憲右、小杉大輔、酒井勇治、石野純子、天野真幸、
新貝冨美子、屋名池倫子、渥美岳博
事務局:高瀬中央図書館長、宮木館長補佐、
内藤図書館管理グループ長、
鈴木図書館サービスグループ長、
鳥井調査支援グループ長、
小野城北図書館長、村雲天竜図書館長、
仲市佐久間図書館長、藤澤水窪図書館長
高村龍山図書館長、
山梨副主幹、竹内主任

傍聴者

0人

議事内容

(1)図書館事業について
 ア 平成30年度事業報告
 イ 令和元年度事業計画
(2)図書館評価について
(3)その他

会議録作成者

中央図書館管理グループ 主任 竹内広人

発言者の記録

発言者の要点記録

録音の有無

会議記録

1 開 会
2 会長あいさつ
3 中央図書館長あいさつ
4 本年4月1日付人事異動で配属となった職員紹介
5 議 事
(1) 図書館事業について
「ア 平成30年度事業報告」について、鈴木サービスグループ長が、資料1「平成30年度事業報告」により報告
質問意見
中村会長: 1ページ、2ページにある資料蔵書250万冊に対して貸出冊数が450万冊ということは、2倍借りられているということでよいか。例年、数は変わらないのか。


鈴木G長: おおよそ2倍である。また、参考に推移の表が4ページにあり、資料数、貸出冊数を過去5年分記載した。


酒井委員: 各種統計数値の推移を見ると、それぞれの数値に関連がある。貸出冊数、有効登録者数、貸出利用者数が年々落ち込んでいる。この原因はどういうことか。この3つは比例している感じを受けるがどうか。


宮木館長補佐:

平成27年度は、利用者カードのデザインを家康くんカードに一新した。また、平成28年度は都田図書館の開館があり、利用者数と貸出冊数が増える要因となった。その時期と比較すると、今は若干落ちついてきた。
高瀬館長: 全国的には、平成23年をピークに貸出冊数が減少傾向である。その中で浜松市は、開館日や開館時間を見直したり、都田図書館が開館したりしたことで利用者数を伸ばしてきたが、都田図書館に関しては開館から3年が経ち、少し落ち着いたため減少しているのではないか。

石野委員: 駅前分室の資料数はそんなに多くはないが、貸出冊数を見ると結構多い。要因は何か。


宮木館長補佐: コンパクトな図書館で、市の合併前から中央図書館の分室として駅前に設置してきた。貸出、返却のスポットという目的があり、通勤通学の方に便利な駅前という場所にある。遠鉄百貨店の4階にブックポストを置くほか、指定管理者が自主事業として、本館と新館の間の人通りが多い屋外スペースにもブックポストを設置しており、わざわざ9階の図書館まで行かずに返却ができるのが便利で魅力的である。


高瀬館長: 123平方メートルぐらいの狭い館だが、雑誌や新聞の種類は180種近くと非常に多く、充実している。また、予約した本を受取るスポットとして便利であり、お気づきのとおり蔵書冊数に比べて貸出しが多い。

石野委員: 4ページの「予約件数」が30年度は伸びている。少し前までは図書館に足を運んで見て選ぶことが図書館の利用方法として多かったが、予約が伸びているということは目当ての本があってそれを手にしたい、という要望が多いのか。


高瀬館長: 図書館ホームページからは夜遅くても検索、予約ができるサービスがあるため、面白そうな本があったらその場で予約をし、受取図書館を指定して取りに行くという方が増えている。一方で、実際に図書館へ足を運んで本の森へ入り、思いがけない本に出会って実際に手に取るという魅力も味わってほしい。


石野委員: 貸出を伸ばそうとするときに、本を探しにくいのも課題になるのではないかと思う。

中村会長: 人口80万人の都市で17万人の登録者数は多いのか少ないのか。
高瀬館長: 浜松市は利用者登録の管理をしっかりと行っている。登録を5年ごとに更新しており、それによって市外や県外に出られた方など図書館を使われなくなった方を整理している。


宮木館長補佐: 政令指定都市20都市の中で、人口に対する登録者数が一番多いところはさいたま市である。人口の割合からみるとさいたま市は60%程度あり、浜松市は21%程度である。浜松市が有効期限を5年間で区切っていることのほかに、さいたま市では広域連携により近隣の市町在住でも登録ができることからこのような登録割合の差となっている。静岡県では各市がお互いの蔵書を貸し出すというシステムを組んでいるため、浜松市に在住または在学、
在勤の方だけを登録対象としている。


高瀬館長: 4ページにある「相互貸借」がそのシステムであり、県内の大半の図書館が加盟して協定を結んでいる。
これらのことから、一概に比較は難しいのではないか。

 

「イ 令和元年度事業計画」について、鈴木サービスグループ長が資料2「令和元年度事業計画」により説明。
質問意見
中村会長: 新しい企画などはあるのか。


鈴木G長: 高齢者向けサービスとして平成30年度に好評を博した音読教室を今年度も計画的に開催をしていく予定である。高齢者福祉課との連携事業「図書館で学ぶ認知症」では、前半は若年性認知症家族会の山岸えりさんを招き、親を介護した経験を報告いただくと同時に、後半は認知症サポーター養成講座を行う。また、高齢者福祉課から講師を派遣していただき、図書館を会場にお出かけ講座を年4回行うことが決定している。シニア層の利用が年々増えていることから、高齢者向け教室・講座などを設け、関連資料を展示することで様々な情報に触れていただき、その後の図書館資料の活用につなげたい。

小杉委員: 赤ちゃんのための絵本講座について、実参加組数が57組、受講者延べが117人だが、そのうち妊婦さんはどのくらい参加しているのか。
鈴木G長: 別カウントとしては把握していないが、各会場で1人もしくは2人程度ではないか。各会場で15組定員となっているが、当日の欠席を見込んで18組の参加希望を受けており、その中で1組か2組ということになる。


小杉委員: 親子関係を温かいものにする、虐待というハイリスクなお母さんの助けになるという側面もあるため、虐待に対する支援と関連付けるなど、一緒に支援事業ができるとよいのではないか。絵本は親と子をつなげるひとつのツールになりえるものであり、参考にしてもらえるとよい。


高瀬館長: 以前、市民からの意見として、図書館のブックスタートや「えほんとわらべうたの会」の場を孤立しているお母さんたちへの支援事業に使えないかという話があった。これらは申し込み制ではないため、お母さんたちの輪に入りにくい人でも参加しやすいとの意見である。「絵本講座~おうちで読み聞かせを楽しもう」は、その意見をきっかけに企画した。


石野委員: 出産前のパパママ学級が数多く開催されており、お出かけ講座として組み込めないのか。最近はほとんどのお父さんが出産に立ち会うという傾向がある。産まれる前からそのような発信ができないものか。


鈴木G長: 以前は、「パパママ絵本講座」というネーミングで妊婦さんとその配偶者を対象に開催していた。回数を重ねていくなかで、参加率が上がらないため、現在は子どもが生まれて1年目の保護者を主な対象者として開催している。ブックスタートを見ていると、最近は可能な限り参加するお父さんが増えており、子育てに対する関心の高まりがうかがえる。少しずつでも裾野を広げていくことが今後の目標である。


石野委員: 連携が出来ればいい。

渥美委員: ボランティアについて、高校生や大学生の参加が少ない印象であるがどうなのか。


鈴木G長: 高校生ボランティアについては、「中学生の時にボランティアの経験があるから高校生になっても続けていきたい」という生徒個人を対象として受け入れているが、高等学校に向けての組織だった募集には至っていない。参考にさせてもらう。
 
(2) 図書館評価について
内藤図書館管理グループ長が、資料3「図書館評価について」、資料4「図書館評価の方法について」、資料5「(外部評価反映後の見本)浜松市立図書館評価(平成29年度)」、資料6「平成30年度浜松市立図書館評価指標」及び資料7「浜松市立図書館自己評価(平成30年度)」により説明。
質問意見
小杉委員: 資料7の7ページのブックスタートについて、今後の方策のなかで「障がいを持つ子へ柔軟な対応をしていく」とあるが、具体的にどのような障がいに対してどのような方策を考えているか教えてほしい。


鈴木G長: 極小未熟児として産まれ、その後も発達について問題のある子供さんの状況を西区の保健師さんから伺った。今後の生育のため受け入れてくれないかとの相談もあった。3歳であったが普通の子と違い感染症にもかかりやすかったため個別に対応をした。
今後も保健事業を担当している部署と連携しながら個別に対応をしていきたい。


小杉委員: ブックスタート本来のサービスに加われなかった子が、のちに参加することはあるのか。


鈴木G長: 状況によっては内部の検討を経て積極的に受け入れていきたい。


小杉委員: 連絡が取れなかったハイリスクの家庭と連絡が取れ、ブックスタートに行っていなかったことが判明したとして、そういったケースにも対応できるということならば、その対応の内容や方法についてご検討していただきたい。

 

(3)その他
 「浜松市立図書館のマネジメント能力の強化」に関し、城北図書館の指定管理者制度導
入及び中央図書館の完全直営化について、高瀬館長から報告。

5 閉会

 

会議録署名人

中村 憲右 会長
小杉 大輔 副会長

問い合わせ先

市民部 中央図書館

問い合わせ先住所

浜松市中区松城町214番地の21

問い合わせ先電話番号

053-456-0234

問い合わせ先ファクス番号

053-453-2324

問い合わせ先メールアドレス

chuo@city.hamamatsu.shizuoka.jp

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