更新日：2023年4月13日

決算統計から見た普通会計決算9

POINT浜松市決算の特徴

他都市との比較、前年度との比較など、様々な角度から本市の特徴を考えてみました。

(1)他都市との比較

歳入の構成比は「主要都市平均」とほぼ同じですが、歳出の構成比は、投資的経費の割合が高いのが特徴です。

• 市税が歳入の4割程度です。
• 国庫支出金は「主要都市平均」に比べて構成比が低く、地方債はほぼ同じです。

区分		浜松市 (平成22年度決算)	主要都市平均 (平成21年度決算)
歳入 構成比	市税	43％	40％
	国庫支出金	15％	17％
	地方債	11％	10％
歳出 構成比	投資的経費	21％	12％
	人件費	17％	16％
	公債費	13％	13％
	扶助費	19％	19％

(2)前年度との比較

歳入は、前年度に比べ16億円増加しました。

• 市税収入は、前年度に比べ44億円の減少。 景気低迷による個人市民税の減少が顕著です。
• 国庫支出金は、定額給付金の終了の影響で大幅に減少しました。
• 市債は抑制の努力をしていますが、臨時財政対策債の増加が影響しました。

区分		平成22年度決算	平成21年度決算
主な 歳入	市税	1,238億円	1,282億円
	国庫支出金	434億円	485億円
	地方債	305億円	240億円
歳入総額		2,861億円	2,845億円

歳出は、前年度に比べ、23億円増加しました。

• 定額給付金の終了により、補助費等が減少。
• 扶助費は、子ども手当や生活保護、障害者自立支援の影響で、大幅に増加しています。

区分		平成22年度決算	平成21年度決算
主な 歳出	補助費等	195億円	363億円
	扶助費	527億円	391億円
	投資的経費	584億円	537億円
歳出総額		2,780億円	2,757億円

(3)財政指標は、主要都市平均より概ね良好です。

• 財政力指数は「主要都市平均」並み、経常収支比率は「主要都市平均」より良好な状況ですが、近年悪化傾向にあり、引き続き注意が必要です。
• 市民1人あたりの市債残高は、借入抑制に努めた結果、「主要都市平均」の半分程度です。
• 市民1人あたりの基金残高は「主要都市平均」を下回っています。

区分	浜松市 (平成22年度決算)	主要都市平均 (平成21年度決算)
財政力指数	0.88	0.87
経常収支比率	87.9％	94.6％

区分	浜松市 (平成22年度末)	主要都市平均 (平成22年度末)
総市債残高	638千円	1,146千円
基金残高（積立基金）	29千円	33千円

※市民1人あたり残高

 

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