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木下恵介記念館ボランティアが解説します
映画制作に才能を発揮し、監督として社会に認められた恵介。次々と精力的な取り組みをしていきます。当時、多いときは、年間3〜4本もの映画を手掛けるほどでした。
1951(昭和26)年には、日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」を公開。踊り子のリリイ・カルメンは、東京から信州の田舎へ親友と帰ります。リリイたちの派手な言動に驚く村を喜劇として描きました。
「日本初の試みだったので、失敗も考えて、白黒とカラー版の両方を撮影していました」と記念館ボランティアの勝田益司(かつたますじ)さんは言います。
1955(昭和30)年には、 「野菊の如(ごとき)君なりき」を公開。老人(政夫)の回想を通じて、少年政夫と、いとこの民子の淡い恋心を描きました。回参想シーンでは、楕(だ)円形のマスクでレンズを覆い、映像の中央だけ見せる手法を試みています。
「映画の四角いスクリーン を丸く見せるなど、型破りで斬新な発想ですね。写真館に飾ってあるフレームを見て思い付いたそうです」と勝田さん。
1 9 5 8(昭和33)年には、姥捨(おばす)て伝説を映画化した「楢山節考(ならやまぶしこう)」を公開。歌舞伎の音楽や様式を取り入れ、セッ木下恵介トの照明を巧みに使って、幻想的な世界を描きました。
「木下映画は、実験的、挑戦的な取り組みが数多くあります。浜松出身の木下監督には、きっと、やらまいか精神が宿っていたのでしょう。映画の中のやらまいか精神を探してみてはいかがでしょうか」
次回は、いよいよ最終回。木下映画に秘められた社会性を探ります。
料金/大人100円(※高校生以下、障害のある人、70 歳以上無料)
時間/午前10時〜午後6時
休館/12月29日〜1月3日、展示替え時
内容/ビデオ鑑賞、愛用品・写真展示など
電話/ 458-2165
※DVD上映会を毎月第3日曜日に開催
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