更新日：2020年3月27日

10月26日、勝坂神楽が行われました。

10月26日（日曜日）春野町豊岡の勝坂地区で、市指定無形民俗文化財「勝坂神楽」が行われました。
この地区にある2つの神社の神前で行われる獅子舞と、神社の間を移動する際の道中舞からなる勝坂神楽。
舞手は男性だけに限られ、美しい牡丹をあしらった女性の着物に獅子頭という珍しい衣装が特徴です。

勝坂神楽は、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願する祭りですが、特に子宝に恵まれるといういわれがあることから
毎年、子を授かりたいと願う夫婦が数多く訪れます。また、実際に子を授かり、お礼参りに訪れる家族も
多く見られます。

この日も地元の人たちとともに市外などからも多くの人が集まり、400年の歴史があるともいわれる伝統の舞を
見守りました。そして、すべての舞の奉納を終え、地元の人が「一人でも多くの命が授かられることをお祈り
します。また、来年お会いできることを願っています」と締めくくると、会場は温かい拍手に包まれました。