緊急情報
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更新日:2024年1月1日
麻しんは、「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続するといわれています。
10~12日
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現します。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人といわれています。
その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢性神経疾患を発症することがあります。
接触、飛沫、空気のいずれの感染経路でも感染します。なお、麻しんウイルスの空気中での生存期間は短時間(2時間以下)といわれています。
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクだけでは予防はできません。麻しんの「予防接種」が最も有効な予防法です。
妊娠している方など、予防接種を受けることができない場合には、麻しん流行時には外出を避け、人ごみに近づかないようにするなど注意が必要です。
海外に行く方は、以下のことにご注意していただき、お出かけください。
帰国後2週間程度は健康状態(特に、高い熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状)にご注意ください。
「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。(PDF:158KB)
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