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更新日:2017年2月24日
蜂前神社は、応神(おうじん)天皇11(280)年天皇の命により八田毛止恵(はったもとえ)という人物がこの地に下ったのが始まりとされています。神社に伝わる古文書の中には井伊家に関する文書も複数あります。
永禄9(1566)年、領主となった直虎に、ある困難が立ちはだかります。当時遠江を支配していた今川氏真(うじざね)による「徳政令(とくせいれい)※」です。直虎は当初この命令を拒否しますが、圧力に対抗しきれず、2年後ついに徳政令を受け入れ、領主の座を追われてしまいます。この徳政令が施行されたことについて記された古文書「井伊直虎関口氏経連署状」はもともと蜂前神社に所蔵されており、現在は博物館で保管、特別テーマ展(~4月9日(日曜日))にて公開中です(神社では複製品を展示)。この書状は、直虎の花押(現在のサイン)が記されたものとして、唯一現存する大変貴重な史料です。
※徳政令:民衆を救うため、大名などが寺社や商人へ借金の帳消しを求めること。この時の徳政令は、領内を混乱させ、井伊家の力を弱めることが目的であったといわれている。
井伊直虎関口氏経連署状複製(丸枠内が直虎の署名と花押)
蜂前神社
大河ドラマの放送決定で蜂前神社への問い合わせもかなり増えて驚いているという石埜さん。
「たくさんの樹木に囲まれた社殿の佇まいは直虎が見ていた景色に近いのかもしれません。直虎になった気分でぜひ神社周辺の歴史を学んでみてください」
「井伊直虎関口氏経連署状」の複製品は蜂前神社の社殿で午前10時~午後4時に展示されています。平日は格子の扉越しに、土・日・祝日は戸を開けて公開しています。
蜂前神社 宮司 石埜(いしの) ちづ子さん
蜂前神社
(広報はままつ2017年2月号)
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