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更新日:2014年10月1日

「FSC森林認証」面積日本一!

平成22年3月3日、浜松市内の天竜区及び浜名区引佐地域の森林のうち18,400haが、世界的な森林認証である「FSC森林認証」を取得しました。(認証番号:SA-FM/COC-002428)これは、天竜林材業振興協議会が取得したもので、森林組合が連携して「FSC森林認証」を取得した例は、全国初となります。

その後、認証面積は拡大し、現在42,174haが「FSC森林認証」を取得しています。市町村別取得面積では、全国第1位です。(平成26年4月現在)

また、新設した天竜区役所の一部には、地元産のFSC森林認証材が使用されています。平成23年3月、このプロジェクトがFSC本部(ドイツ)で承認され、承認登録証が贈呈されました。公共施設の一部にFSC材が使用されたのは全国で初めてです。

リンク:はままつのFSC森林認証

FSC森林認証取得を浜松市長に報告
FSC森林認証取得を浜松市長に報告

FSC森林認証書
FSC森林認証書

FSC森林認証書とは

FSC(※)森林認証は、1993年に開始された世界的な森林認証制度です。「森林が適切に管理されているか」を国際的に統一された基準に沿って審査し、認証します。

認証を受けた森林から生産された木材、木材製品へ認証ラベルをはり付けることにより、消費者が信頼し、購買力が高まり、持続可能な森林経営が図られます。また、森林認証を取得したことにより、森林整備が促進され、地域材の安定供給と普及、産地化・ブランド化が図られるなどのメリットがあります。
(※)FSC(Forest Stewardship Council/森林管理協議会)

天竜美林の歴史

天竜美林

浜松市北部(北遠地域)で、商品として木材が出荷されはじめたのは、江戸時代初期と言われています。天竜川の水運による「樽木流し」により木材を河口に流下させ、江戸・駿府・京都へ海上輸送されていました。江戸時代中期には、屋根をふく薄い板、柿(こけら)板が生産され、江戸での旺盛な木材需要に支えられ、この地域の木材は江戸市場を独占し高い評価を得ました。明治時代中期には、金原明善(きんぱらめいぜん)翁が天竜川の氾濫を収めるために天竜川沿いに植林事業を行い、今日の天竜林業の礎となりました。

その後、多くの造林事業により、良質な杉・ひのきを生産する産地として、奈良県吉野林業、三重県尾鷲林業と並んで日本三大人工美林となりました。

金原明善翁

天保3年(1832年)に遠江国長上郡安間村(現浜松市中央区安間町)に生まれました。幼いころから天竜川の洪水の恐ろしさを知っていたため、資産をなげうって天竜川の改修を計画しました。

明治4年(1871年)、天竜川の乱流を調整するため、改修堤防の位置決定を行いました。これが、堤防改良の始まりだと言われています。明治19年(1886年)、洪水を防ぐ対策として、天竜川沿いに植林事業を行いました。これが、後に天竜美林と呼ばれる山となり、林業発展のきっかけとなりました。その後、大正12年(1923年)に亡くなるまで全国を回り、自らの経験を広めていきました。

金原明善翁

明善記念館

金原明善翁に関する遺品や貴重な資料が、陳列保存されています。

【住所】浜松市中央区安間町35
【TEL】053-421-0550
【開館時間】9時から16時
【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、祝日
【入館料】無料

お問い合わせ

浜松市役所産業部観光・シティプロモーション課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2293

ファクス番号:050-3730-8899