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更新日:2014年10月16日
―ミネラル豊富でおおぶりな海のミルク―
浜名湖産のカキは、身が大きく、重量があり、ミネラルも豊富に含んでいます。広島県をはじめとする瀬戸内海のカキや宮城県の三陸地方のカキにも、負けず劣らずの特徴を有しています。浜名湖の特徴を活かし丁寧に育てられるカキの濃厚な味わいを、ぜひお楽しみください。
浜名湖のカキ養殖の歴史は意外と古く、明治20年、東海道線の建設工事が始まった頃からと言われています。
浜名湖に鉄橋を架ける際に組まれた蛇篭(じゃかご)や石の間に天然のカキが育っているのを発見した舞阪町の田中万吉氏が、鉄橋近くの水深の浅い湖底に砂利を敷き並べて養蛎(ようれい)場を作り、そこに幼いカキを置く地蒔(ぢまき)式という方法で養殖を始めました。その後、カキ養殖業者がしだいに増加し、浜名湖はカキの産地として知られるようになりました。
浜名湖カキ
現在の養殖方法は垂下(すいか)式(カキを水中につり下げて行う養殖法)と言い、ステンレスの輪に種貝をつけたホタテ貝の殻をつけ、湖内の養殖場にて大事に成育させています。
養殖期間はおよそ1年半。潮通しの良い湖南部と植物プランクトンが豊富な湖北部に3回程度場所を移動します。浜名湖産のカキは、こうしたきめ細やかな世話によって、身が大きく、重量のあるミネラルたっぷりのカキに成長します。
カキの陸揚げは早朝行っており、一日に50から100個の養殖用の輪を回収します。この養殖用の輪にはおおよそ30から50粒のカキが付いています。
水揚げされたカキは作業場で剥き身にされます。
剥き手は1時間におおよそ100~120粒のカキを剥いています。
浜名湖のカキは剥き身をすぐ出荷しているため、スーパーなどでパック売りされているカキとは味の濃厚さがまったく違うと地元のカキ養殖業者は胸を張ります。
浜名湖産のカキは加熱用なのでフライや鍋などで楽しむことが出来ますが、かたくり粉を衣にした唐揚げもおススメです。揚げたて熱々をもみじおろしとポン酢でいただくと日本酒にもピッタリです。
《お問い合わせ》舞阪町養かき組合TEL053-592-2610
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