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更新日:2023年12月1日

平成28年度5月補正予算案記者会見

2016年5月20日

(鈴木市長コメント)

平成28年度5月補正予算案の総括

平成28年度第2回市議会定例会に提案する予算案についてご説明させていただきます。
総括でございますが、会計別の補正額は、一般会計は5億3,300万円の追加で、補正後では2,957億3,300万円となります。補正後の総額は、5,863億4,515万5千円となります。

平成28年度5月補正予算編成の基本方針

平成28年度5月補正予算編成の基本方針について説明いたします。今回の補正予算は、直虎ゆかりの地や市内観光などの情報発信を行うため市中心部に設置する案内情報館や大河ドラマに関する観光啓発・誘客宣伝等に要する経費を追加するとともに、27年度の国の補正予算に対応し、農産物生産振興や保育所等の業務効率化推進に伴う経費などを追加するものです。
また、29年度に更新となる指定管理者導入施設について、公募に際し上限額を提示することから、債務負担行為を設定するものです。

平成28年度5月補正予算案の概要

(財務部長)

概要について説明させていただきます。
歳出についての主な項目です。

(1)直虎プロジェクト推進事業として2億87万3千円、債務負担行為として1億3,750万円を計上しています。主な内容ですが、1つ目は、都心ゲートパーク北地区に設置することが決定した案内情報館について、整備と運営に要する経費を計上するものです。2つ目はJR浜松駅構内にある観光インフォメーションセンターの機能強化ということで、430万円を計上しています。3つ目は北区みをつくし文化センターに設置することが決定している大河ドラマ館について、当初予算にも計上してありますが、その後のNHKとの調整の進展に伴い必要となった出札窓口の設置、出入口の改修、交通対策等の経費を計上するものです。4つ目は観光啓発事業としてカウントダウンイベントの実施、マスコットキャラクターの活用、奥浜名湖観光ガイドの育成などの経費を計上するものです。5つ目としては誘客宣伝事業ということで誘客のプロモーション等にかかる経費を計上するものです。
直虎プロジェクト推進事業については、当初予算にも計上していますが、新たに必要となったり、関係者との調整がついたりしたものを5月補正として追加で計上するものです。全体経費としては昨年度の補正予算や今回の補正予算を含めて10億円規模となっています。

そのほかのものについては、国の補正予算に対応するものとなっています。平成27年度の国の補正予算については、基本的に平成27年度2月補正予算または平成28年度当初予算にできる限り反映していますが、その後調整したものについて、5月補正を行うものです。

(2)は農産物生産振興事業、(3)の保育所等業務効率化推進事業は保育士の業務負担軽減のためICT化の推進などに要する経費について助成を行うもの、(4)は子どもの貧困対策支援体制整備事業、(5)は介護関係になりますが、地域密着型サービス等提供基盤整備費助成事業として、介護事業者が介護ロボット等を導入しようとしたときに助成するもの、これらすべて国のメニューにのっとった対応となります。

(7)債務負担行為限度額の設定は22億2,494万6千円ということで、各種施設の指定管理者の公募に対する上限額を設定するものです。

これらに要する経費につきましては、国庫支出金、県支出金をおおむね充てまして、足りないものは繰越金で財源の手当てを行う措置をとっています。

補正予算案については以上です。

資料:平成28年度5月補正予算案

質疑

直虎プロジェクト推進事業について

記者:今回設置することになった案内情報館のねらいについて教えてください。
財務部長:できるだけ井伊谷の近くにということで北区の、みをつくし文化センターに大河ドラマ館を設置するわけですが、そこだけということではなくて、旅客のことを考えたときに市中心部にも展示等をして誘客を図るような施設があってもいいのではないかということ、そういうお話が推進協議会の中でも出ていましたので、既存の施設を活用して市中心部における浜松城も含めた盛り上げに生かしていきたいという中での設置ということです。

記者:具体的な展示の内容については?
財務部長:まだ具体的な話はありません。5月末をもって現在入っている施設が閉じると聞いていますので、すぐに改装をして、提案を頂戴する中で内容を決定して、放映開始に間に合わせていきたいと思っています。具体的な展示については、いろいろな提案を待ちたいと思っています。

記者:案内情報館の設置は決定ということでよろしいですか?
観光・ブランド振興担当部長:4月5日に推進協議会を開催いたしました。そこで案内情報館の件をお諮りしてご了解いただきましたので、今回5月補正で計上いたしました。

野球場建設について

記者:今回の補正予算に計上されなかった理由と今後の進め方について教えてください。
市長:これは議会のご理解をいただかなければいけません。今、特別委員会の設置をご検討いただいているということで、設置されるということになればしっかりと議論していただいて、それを受けての対応ということになります。

記者:市の対応について具体的な考えはありますか?
市長:これは委員会で進めていただくことなので、それに対して資料やデータの提供をして先に進むように議会と協力していきたいと思います。

記者:今月25日に県が野球場建設について地元への説明会を始めるということですが、こちらについてはどうお考えですか。
市長:新聞報道等で確認しましたが、有識者会議の中で修正案等がおおむね了承されたということで我々としても安堵しています。できるだけ県の動きに協力していきたいと思っています。

記者:全体として一番理解を求めていく点というのはどのあたりになりますか?
市長:あれだけまとまった敷地というのは他にないということですし、風の問題も細かくデータをとった結果、甲子園球場よりもオンシーズンについては条件有利ということですので、風の問題もきちっとデータをお示しすれば心配ないということがご理解いただけると思いますので、そういった論点を整理していくということではないかと思います。

スズキ(株)の燃費データ問題について

記者:地元経済への影響についてどうお考えになりますか?
市長:一報が出た時には心配しましたが、その後の報道等で状況を把握したところ、再検査によって実燃費に問題はなかったということですし、その後の対応も非常にスピーディーで、テストコースに風除けを設置するということで、安堵しているところです。株価が心配だったのでチェックしたところ、ニュースが出た時には下がりましたが、その後戻して堅調に推移しているところを見ますと、市場も冷静に見ていただいているのではないかなと安堵しています。

記者:地元経済には特に影響はなさそうだということですか?
市長:期待も含めてそのように見ています。

 

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