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更新日:2023年12月1日

2016年1月定例記者会見

2016年1月27日

(鈴木市長コメント)

食品のHACCP(ハサップ)型衛生管理に関する認証制度について

市では、食品関係営業者が取り組む自主的な衛生管理の向上を図るため、食品の安全性確保に効果的な「HACCP(ハサップ)」と呼ばれる衛生管理方法の導入を促進する新しい制度を開始いたします。

従来、食品の衛生管理は最終製品の一部を検査することで安全性を確認していましたが、検査結果の判明まで時間がかかることや一定の見逃しがあることが問題でした。ハサップは、食品の製造工程の中でも特に重要な部分を継続的に管理し、問題のある食品の提供を未然に防ぐ優れたシステムです。 

本年2月1日から、このハサップに取り組む施設に対し、市が認証する制度を開始いたします。対象は市内で食品を調理、製造、加工する全ての施設とし、施設の衛生管理状況に応じて1つ星から5つ星の5段階で認証します。認証を取得した施設は、衛生管理に積極的に取り組む施設として市のホームページで公表し、認証マークが使用できるようになります。

また、認証制度を普及させるため、食品の検査や衛生用品の販売などを行う事業者からの協賛を募集します。認証施設に対して、料金割引などの特典を提供していただければ、施設の衛生管理向上の大きな支援になると考えています。

ハサップ型衛生管理認証制度の普及を進めることにより、自主衛生管理の向上が図られ食の安全性が高まれば、市民の皆さまがより安心して食生活を送ることができるものと考えております。

「浜松版スマートシティ」の首都圏PRについて

このたび、「浜松版スマートシティ」に関する取組内容を、首都圏で開催される3つの全国的なイベントで全国発信してまいります。

はじめに、本日から3日間にわたり、東京ビッグサイトで開催されている国内最大級のエネルギー関連展示会「スマートエネルギージャパン2016」に浜松市として初出展しております。当展示会は、エネルギー分野を中心とした関連展示会も同時開催され、出展者数は280社、3日間で5万人の来場が見込まれています。これにより、現在、91事業者が参画している浜松市スマートシティ推進協議会への加入促進を図るとともに、民間主導によるスマートシティプロジェクトを加速させることを目指してまいります。なお、本日、当展示会の一環として、浜松市役所の全庁一丸となった省エネ推進の取り組みが、省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞することになりました。昨年度は、浜松市の太陽光発電導入日本一を牽引する取り組みが、新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞」を受賞しており、新エネルギーと省エネルギーの両分野において、2年連続で全国レベルの大きな賞をいただけることは、本市にとって大いに励みになるとともに、今後もエネルギーに関する先進的な取り組みを積極的に進めてまいります。

また、2月2日には、霞ヶ関のイイノホールで開催される、レジリエンスジャパン推進協議会主催の「先進エネルギー自治体サミット2016」に参加します。ここでは先進エネルギーで先駆的な取り組みをしている自治体を表彰するため、今年度から創設された「先進エネルギー自治体大賞」の最終審査が行われます。選ばれた全国の18自治体の中で、中部地方の自治体では唯一、本市がノミネートされ、当日、最終プレゼンテーションが行われます。受賞者の発表は、3月15日とのことですが、上位の賞を目指してまいります。

最後に、2月4日、霞ヶ関のイイノホールで開催される、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター主催の「コージェネシンポジウム2016」において、私がパネルディスカッションにパネリストとして参加します。シンポジウムを主催する財団の柏木孝夫理事長によりますと、自治体の首長が当シンポジウムに登壇するのは初めてということですが、日本の成長戦略とコージェネレーションというシンポジウムのテーマに基づいて、本市のスマートシティに関する取り組みを発表し、専門家のご意見をいただきながら、「浜松版スマートシティ」の今後の一層の進展に結び付けてまいりたいと考えております。

私からの発表は以上です。

食品のHACCP(ハサップ)型衛生管理に関する認証制度について

記者:自治体でのハサップの取り組み状況について教えてください。
保健所長:国や自治体でも同様の制度はあります。国では、食品衛生法に基づき「総合衛生管理製造過程承認制度」があり、静岡県内では、静岡県食品衛生協会が会員を対象とした「静岡県ミニハサップ」を行っています。他の自治体では、およそ半数の都道府県で食品衛生に関する認証を実施しています。

記者:浜松市で導入するきっかけは?
市長:今までは最終製品でチェックしていましたが、見逃し等の課題が残るので製造過程をチェックするハサップを導入することで、より一層、食品の衛生管理の向上に努めたいということと、これから浜松の食品を海外へ輸出するということになるとハサップの取り組みは重要な要素となると考えました。

記者:周知活動はどのように行っていきますか?
市長:食品関係者は熟知されていると思いますが、市民の皆さんに周知するとともに、大きな取り組みとなりますので、導入する施設を増やすために事業者に協賛してもらうなど、食品関係施設に普及、促進をしていきたいと考えています。

記者:浜松市の認証マークと国の認証マークが重複するということもあるのですか?
保健所長:両方つくということもありえます。

記者:段階を設けて後押しすることで、最終的には国の承認と同等としたいという意図があるのですか?
保健所長:製造工程の中でチェックポイントを設けますので、チェックポイントごとに人手がかかります。できるところをやっていくということにはなりますが、5つ星を目指してもらいたいと思います。あくまで自分で衛生管理をしていくという意識付けと考えています。

記者:対象施設の中で国の承認を受けている施設はありますか?
保健所長:1施設あります。

県営野球場の建設について

記者:県営野球場建設の現状と今後の動きについて教えてください。
市長:県と調整中ですが、あくまで県営施設ですので、県の動向を受けて市も準備をすすめていきます。

記者:建設予定の地区を選定した理由を教えてください。
市長:一つは隣に総合水泳場(ToBiO)があり、スポーツの拠点エリアにしていきたいということです。もう一つは、東日本大震災以来の津波対策ということで、防災機能も含めて考えると適地であるということです。平成7年に野球場の移転について検討した際に、複数の候補地の中でさまざまな条件で検討すると、篠原地区が最も適当であるという結論が出されていて、そういうことを総合的に勘案した結果です。

記者:浜松球場との住み分けは?
市長:これはまた今後の検討となります。

記者:浜松に県営球場ができる意義は?
市長:県営球場としては、県中部には草薙球場があり、東部には愛鷹球場があり、西部にはなく、以前から県営球場を望む声がありました。何年か前から経済界から要望をしていましたし、市としても毎年、県への予算要望の中には重点項目として入れていましたので、西部地区に建設されるということは、今後のスポーツ振興という面でも非常に良いことではないかと思っています。

記者:子供たちの野球離れが進んでいる中で、野球をどのように盛り上げていく予定ですか?
市長:浜松は少年団活動も盛んで、いろいろな選手を輩出している地域ですので、野球に限ってということではありませんが、スポーツの振興に力を入れていく中で、野球についても振興を図っていきたいと考えています。

記者:市としては、具体的にどの部分で野球場建設の後押しをしていく予定ですか?
市長:市が用地を確保するということについては、おおむねの住み分け事項となっています。また、市民にPRしていく中で、野球場建設に向けて盛り上げていかなくてはならないと思っています。

新東名高速道路について

記者:新東名の浜松いなさから豊田までが開通することへの期待を教えてください。
市長:現在、部分供用だけでもかなりの効果が発揮されていますが、愛知県の豊田まで開通することで相当の経済波及効果が期待できると思っています。来年大河ドラマも始まりますし、観光誘客に取り組んでいく時期ですので、大変な追い風ではないかなと思います。また、三遠南信自動車道も新東名の効果によって利用が順調で、三遠南信地域の施設も交流が増えています。三遠南信地域の発展においても、新東名のこの区間の開通は大変喜ばしいことと考えています。

記者:制限速度を100km/hから120km/hへ引き上げることが検討されていることについてはいかがですか?
市長:カーブも少なく走りやすい道路ですので、120km/hへ引き上げてもいいのではないかと思っています。

原田橋崩落から1年を迎えて

記者:原田橋の崩落事故から1年となりますが、市長自身の思いをお聞かせください。
市長:突然の崩落事故で、職員が2名亡くなられたことについては痛恨の極みです。心からご冥福をお祈り申し上げます。ご遺族の方からも一日も早い橋の完成を目指してほしいという話をいただき、地元でも大変強い要望がありますので、全力を挙げて新橋建設に向けて取り組んでいきたいと考えています。なんとか今年中に下部工に着工できるめどがつきましたので、国とも連携しながら一日も早い竣工を目指してまいります。

楽器ショー NAMMショー(アメリカ アナハイム市)について

記者:市長が出席したNAMMショーの様子、感想を教えてください。
市長:およそ1,800の企業が出展をしていて、とても一日で回れる数ではなく、世界最大の楽器ショーであることを実感しました。その中でもヤマハ、カワイ、ローランドの存在感は大きく、改めて浜松が世界の楽器産業を牽引しているということを感じました。一方で、浜松は自治体としての存在感はあまりなかったですけども、今回プレゼンテーションをさせていただき、存在感が上がったと思います。官民挙げた音楽文化への取り組みを理解してもらえたと思います。来年は浜松としてのブースを設けて、小さな工房の皆さんにも出展機会が得られるように検討していきたいと考えています。

 

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