更新日：2023年12月1日

市長コラム（平成23年1月）

新年を迎えて 2011年1月5日号

新年明けましておめでとうございます。皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

私は、市長就任以来、「共生共助でつくる豊かな地域社会」をスローガンに「ひとつの浜松による一体感のあるまちづくり」の実現に向けて、「こども第一主義」「くらし満足度向上計画」「浜松改革元年」の3つの柱からなるマニフェスト施策を毎年の市の計画に盛り込み、実現に取り組んでまいりました。

具体的には、小・中学生の医療費助成、児童扶養手当の拡充、教育施設の耐震化100％など「子ども第一主義」を中心に、障がいのある人への地域生活支援事業の軽減措置、消防航空隊の運用開始などによる山間地域の救急医療体制の強化、市長公舎の廃止、フォルテの売却など、福祉や医療、産業などの各分野に係る施策を積極的に進めてまいりました。

また、世界同時不況や雇用情勢の悪化によって、厳しい経済・財政状況が続く中、スピード感と実行力を持って行財政改革を進める一方、「創意工夫」と「選択と集中」による事業を執行し、健全かつ安定的な財政基盤の確立を図りながら、市民サービスの向上に努めています。

さらに将来に向けて、産・学・官の連携のもと、環境や新エネルギーを基軸とした次世代を担う新産業の創出により、地域産業の持続的な成長発展を目指すとともに、都市部から中山間地域までを含む国土縮図型都市である本市が、地域主権国家のモデル都市となるような自立的な都市経営に取り組むほか、三遠南信地域や県西部圏域の広域連携を見据えたまちづくりを進めています。

浜松市は、いよいよ今年7月に市制100周年を迎えます。多くの市民の皆さまにご参加いただき、新しい100年のスタートに向け記念事業を展開していきたいと思います。また、市民の皆さまと力を合わせて、すべての人が安心して暮らせる豊かな地域社会を目指してまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

走行実験に取り組む次世代環境車

戻る