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更新日:2013年9月1日

定期監査(工事監査)(平成21年5月25日)

監査の方法

平成20年度において施工中の建設工事のうち、建築工事2件、土木工事4件、清掃施設工事1件を抽出して、その計画、設計、施工、監理等が、適切かつ効率的に執行されているか工事関係書類を審査するとともに、工事現場の実地調査を行った。
なお、工事の適正性、安全管理に対する適切な執行等の書類審査及び現地調査を社団法人大阪技術振興協会に委託し、その意見を参考とした。

第1 平成20年度浜松市立蒲小学校校舎増築工事(建築工事)

工事担当課 公共建築課

工事主管課 学校施設課

進ちょく率 41.2% (平成20年12月4日現在)

1 監査の期間

平成20年10月31日から平成20年12月4日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市東区神立町地内

工事概要

校舎増築工事

校舎増築 RC造3階建て、延べ面積973.23平方メートル

器具庫(軽鉄造平屋建て 46.58平方メートル)

屋外便所(軽鉄造平屋建て 9.89平方メートル)

遊具施設移設及び新設、フェンス新設等

既存校舎改修工事

改修面積 339平方メートル

請負契約金額

213,150,000円

請負人

榎屋建設株式会社

契約日

平成20年6月17日

完成期限

平成21年3月10日

契約方法

制限付一般競争入札(総合評価落札方式:特別簡易型)

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

現在学級数30クラスの浜松市立蒲小学校は、児童の急増に伴い平成25年度には36クラスになると見込まれている。
将来の教室不足に対応するため、既存北校舎東側に増築を行うとともに、既存北校舎内部の一部改修を行うことになった。

(2) 計画・施工等の状況

ア 計画・意匠、構造設計について、事業目的に適合した設計になっているとともに、法令や基準類に適合した設計であった。

イ 積算について、数量、金額は照査が3回にわたってなされていること、採用している積算基準は適正であることから設計書は公正に作成されていた。

ウ 入札・契約について、入札参加資格審査事務や入札の告示等の諸手続等は適正で公正に行われていた。

エ 施工管理について、法令は遵守され、設計図のとおりに施工されているので適正であった。しかし、型枠施工計画書に型枠精度が記されているが、元請業者に対しての指導不足によりその結果報告が成されていなかった。

オ 品質管理について、書類が全体的に良く監理されていた。特に、安全衛生書類については模範となるものであった。しかし、鉄筋の材料管理については、材料の入荷札がなく、ミルシートと合致させることができない状態であった。
また、掘削時に発生する残土は、学校敷地、学校移転後53年を経過していることを考慮すると、搬出土が汚染されていることはないと考えられるが、汚染度調査をした方が好ましかった。(※下線部については、用語説明ページ参照。以下同じ。)

カ 現場の状況について、外部足場のメッシュシートや現場出入口は整然とし、作業通路の明示、構台の積載荷重の表示はできており、規律正しい現場であった。現在、3階の型枠組立中であったが作業員のマナーも良く、厳選された作業員で作業していることがうかがえた。品質については、コンクリートの打ちあがり状況は良く、丁寧なコンクリート打ちが行われていた。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第2 平成19年度特殊改良(地域連携)(国)152号(大井)道路改良工事(土木工事)

工事担当課 天竜土木整備事務所

工事主管課 天竜土木整備事務所

進ちょく率 75.0% (平成20年11月30日現在)

1 監査の期間

平成20年10月31日から平成20年12月4日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市天竜区佐久間町大井地内

工事概要

工事施工延長 L=240m

現場打下部工 L=80m

グラウンドアンカー 36本

プレキャスト柱製作工 143本

プレキャストリブ製作工 143本

プレキャストPC床版製作工 132本

架設工(クレーン架設) 一式

請負契約金額

289,800,000円

請負人

ドーピー建設工業株式会社 中部支社

契約日

平成20年3月18日

完成期限

平成21年3月27日

契約方法

一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

国道152号の幅員狭小なすれ違い困難箇所を解消し、災害時における浜松市北部地域の孤立防止、高度医療機関へのアクセス向上、緊急輸送路としての機能の確保など地域の産業、経済、住民の生活に大きく寄与することを目的とし道路拡幅を行うこととなった。

(2) 計画・施工等の状況

ア 本工事は、天竜川沿いの特に狭あいな場所において、山側の急しゅんな斜面での掘削による道路拡幅が困難なことから、河川側に張り出し式擁壁構造という特殊な形状のコンクリート構造物を構築して道路拡幅を行うという施工例の少ない特殊な工事であるが、プレキャストPC工法の導入による荷重低減と工事コストの縮減や将来の維持管理への配慮等がなされている。

イ 特記仕様書について、適用仕様書に「静岡県土木工事共通仕様書、土木工事施工管理基準による」とだけ記載されているが、当該工事は特殊な工事であることから、章や条項などを加え、共通的事項及び技術的事項を十分に明示することが望まれる。

ウ 契約関係については、契約方式と結果、見積期間、保証契約、現場代理人・監理技術者届、施工体制台帳関係書類などがよく整備されており、良好であった。

エ 施工計画書の項目・内容、工事記録写真の整備状況、工事日報、安全管理活動の記録、生コンクリート工場の圧縮強度、グラウトの配合と試験など、品質管理面はおおむね良好であった。

オ 工事現場においては、プレキャスト部材のコンクリート面や現場打ち擁壁工の仕上がりはともに良好であり、施工方法と施工状況、工事中の資材保管状況、作業通路の確保と足場及び養生シートの設置状況、工事現場に必要な標識、安全看板の掲示や作業員の安全装備の着用など、いずれも良好な施工管理であった。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められたが、一部において改善を要する事項が見受けられたので適切な措置を講じられたい。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

ア 仮設桟橋の保守点検について、大型車両の通行に伴う騒音が激しく、周辺住民に対する環境が良好な状況とはいえないため、覆工板の固定やゴムパットの修繕を含め、騒音防止策の改善に努められたい。
また、覆工板の機能維持についても表面目視だけの点検になっており、建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)に示す維持管理が行われていないため、保守点検方法を再確認し、適正な維持管理に努められたい。

【行政監査】

市の監督員は、公共工事の品質確保のために請負者へ指示、承諾、協議及び検査をしなければならないことから、建設工事の専門的知識が求められている。
当工事現場は、中山間地における狭あいな場所で、山側は急斜面となっているため、河川側に張り出し式擁壁構造という特殊な土木工事となっている。
今回の工事では、擁壁工のひび割れの発生、プレキャスト床版の配筋と現場打ち接続部の主筋の配筋にズレ等が生じているが、その要因の一つとして監督員及び第三者監理者による指示不足が挙げられる。
このことから、第三者へ工事の監理業務を委託する場合は、発注者として受託者に対し適格な指導を行い、工事の品質を確保されたい。
また、国道等の土木工事は、政令指定都市移行に伴い県から移譲され、特殊工事が増えていることから、1級土木施工管理技士などの資格をもつ職員の配置や資格の取得、研修体制の充実を図り、技術的判断力の向上を目指した監督員の育成に努められたい。

第3 平成20年度浜松市立都田中学校プール建設工事(建築工事)

工事担当課 北部建築事務所

工事主管課 学校施設課

進ちょく率 50% (平成21年2月4日現在)

1 監査の期間

平成20年12月25日から平成21年2月5日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市北区都田町地内

工事概要

プール本体工事

鉄骨造平屋建て

建築面積138.7平方メートル 延床面積138.7平方メートル

25mプール×7コース

(プール槽面積25m×14m=350平方メートル)

付属施設 付属棟、日除け、渡り廊下

請負契約金額

123,690,000円

請負人

株式会社五島組

契約日

平成20年10月7日

完成期限

平成21年3月10日

契約方法

一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

都田中学校体育館は、昭和47年に建設されて以来35年余りの経年で劣化したことから、耐震性能を調査した結果、耐震強度もかなり低いことが判明し、改築が必要と判断された。
検討した結果、既存体育館の位置に建て替えるのでは必要な敷地面積が不足する事が明らかとなったため、体育館と同様に老朽化が著しいプール(昭和42年建設40年経過)と配置を入れ変えて改築することになった。昨年、既存プールを解体して体育館を改築した。今年度は旧体育館を解体してプールを建設することになった。

(2) 計画・施工等の状況

ア プール入口について、SUS製伸縮門扉となっているが、生徒が手指を挟む可能性があるので、門の開閉は基本的に先生が行なうようなっている。しかし、クラブ活動での使用、夏休み中の使用などもあることから、今後の安全対策の検討が望まれる。

イ 積算について、積算書の作成における手順、基準、採用単価の決定方法、最終的な内容チェックにいたるまで適切に行なう仕組みが採られていた。

ウ 契約について、入札から契約に至る経緯、契約後の諸手続等まで特に問題はなかった。

エ 施工管理・監督について、週間工程表及び月間工程表が適切に作成され、建設副産物の運搬収集・中間処理についても適切な契約であり、マニフェストによる処理がなされていた。
なお、実施工程票については、ネットワーク手法で表現されていたが、作図・製作工程が表示していなかった。

オ 品質管理について、仮設工事の総合仮設計画書の記述内容が具体性に欠けていたが、土木工事、鉄筋工事、鉄骨工事、タイル工事、金属工事については適切に処理されていた。コンクリート工事は、骨材の塩分含有量もなく、荷卸での検査も適切に行われていた。
なお、1回のコンクリート打設量が150立方メートルに満たない場合は供試体の現場水中養生は行わず、生コン工場の屋外の水槽に入れて養生しているが、明文化されていないことから、特記仕様書及び標準仕様書に明記することが望まれる。

カ プールの排水孔について、全国では子どもたちが吸い込まれる事故が発生していることから、防止対策について確認した結果、従来の吸込口は1か所であったことから流速が早くて排水孔近くの水圧が高かったが、当該プールでは吸込口を2か所にして、吸いつけられることのないように流速を遅くしていた。

キ 現場の状況について、プール部分の仕上げはまだ始まっていないが、付属棟は屋根貼り、サッシの取付けが完了し、外壁の押出し成形板の取付けが始まっていた。なお、プールサイドの床下の鉄骨柱の一部で、アンカーボルトの長さが不足しているため、二重ナット留めができないところがあるので、適切な措置の検討が望まれる。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第4 平成20年度南清掃事業所焼却炉補修工事(清掃施設工事)

工事担当課 南清掃事業所

工事主管課 南清掃事業所

進ちょく率 86% (平成21年2月4日現在)

1 監査の期間

平成20年12月25日から平成21年2月5日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市南区江之島町 南清掃事業所内

工事概要

・焼却炉3炉の火格子交換、可動部耐熱ジャバラ交換、不良箇所耐火煉瓦積替

・耐火物補修工事、集塵設備の点検、燃焼ガス冷却設備スタッド打ち

・付属設備の整備工事

請負契約金額

81,900,000円

請負人

株式会社タクマ 中部支店

契約日

平成20年7月8日

完成期限

平成21年3月10日

契約方法

随意契約

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

南清掃事業所は、以前より機器の老朽化に伴う改修を必要としていたが、西部清掃工場の建設を優先し、南清掃事業所の改修工事の着工は、西部清掃工場完成後の時期となるように計画してきた。毎年度の補修工事についても、これに合わせて必要最小限度に留めて実施している。
本工事はごみ焼却処理の基幹工場であることから、ごみ焼却処理により、劣化・摩耗等の箇所を事前に補修・修繕し、ごみの焼却及び発電業務を安定的に遂行できるように改修した工事である。

(2) 計画・施工等の状況

ア 補修工事計画書について、事前の調査結果、業者の意見、過去の運転実績、設備の状況などを基本とした計画をして、平成21年度から平成23年度までの大規模改修内容に見合った必要最小の補修項目となっていた。発注仕様書については、設計仕様書、特記仕様書、工事工程表、図面などに基づいた見積書が業者から提出されていた。

イ 整備・交換基準について、火格子の目視により脱落、焼損、破損、摩耗の状況や使用期間、使用箇所などから判断しているが、可能な限り科学的、数値的(寸法、重量、材質調査など)な要素も含めた交換基準を併用し、より合理的な整備・交換がなされることが望まれる。

ウ 契約について、入札から契約に至る経緯、契約後の諸手続等まで特に問題はなかった。

エ 工事に係る諸手続、施工管理、検査、追加工事、安全対策について、工事中であることから現段階の状況を確認したが、工程の遅れもなく、計画どおり進められ、検査も4回実施されていた。
また、2号炉の補修工事中、ボイラー下部の耐火レンガ部の一部に異常が発見されたため、検討した結果、今回の工事で追加補修することを確認した。

オ 現場調査について、1号炉、2号炉、3号炉の補修工事は工事工程表に従って施工が行われ、施工承認、検査、書類の作成なども適正に行われていた。補修用材料置場は、建屋の雨のかからない空きスペースが利用され、廃耐火材用のカバー付きコンテナが準備されており、よく整理されていた。
安全面については、危険部の安全標識やロープ張りが行われ、焼却炉内の作業手順や作業者名簿なども掲示され、ダイオキシン類のばく露防止面においても管理区域の設定、保護具の使用、エアーシャワー室、着替え室の設置など十分な対策がなされていた。

カ 各設備の補修工事履歴について、平成7年度から平成19年度までの主要設備の補修工事履歴のリスト(現在整理中)が作成されていた。本工事終了後は、当初工事計画と工事終了後の実績(材表、工数など)を比較調査し、評価することにより、今後の補修工事計画に活用されることを望む。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第5 平成20年度道整備交付金事業林道大沢光明線開設工事(土木工事)

工事担当課 天竜区役所 森林整備課

工事主管課 天竜区役所 森林整備課

進ちょく率 85% (平成21年2月4日現在)

1 監査の期間

平成20年12月25日から平成21年2月5日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市天竜区山東地内

工事概要

施工延長 L=250m、幅員 W=4.0m

掘削工 V=4,785立方メートル

盛土工 V=129立方メートル、法面整形工 A=2,176平方メートル

植生工 A=2,176平方メートル、柵工 L=226m

鋼製L型擁壁工 A=88m、特殊盛土工 A=304.6平方メートル

横断排水工 L=19.6m、ガードレール工 L=143m

請負契約金額

35,689,500円

請負人

有限会社益山

契約日

平成20年9月2日

完成期限

平成21年2月27日

契約方法

一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

本計画路線は、周囲に広大な森林が広がっており、森林管理や林業経営道路として活用の意義が高く、地域活性化の期待も大きい。開設工事を実施することで、円滑な森林管理と安定した林業経営を図るものである。
平成19年度より実施している本路線は、計画延長3,190mを平成27年度までの9年間で計画している。工事起点は市道天竜大沢線、工事終点は市道天竜光明線であり、当路線の利用区域は71ha、うち人工林は42haである。

(2) 計画・施工等の状況

ア 本路線の整備計画は、延長3,190m、利用区域面積71haであり、このうち54haを平成29年度までに主伐、間伐、造林等の森林施業を行う予定である。
これに伴い、平成19年度から平成27年度までの9年間で林道を整備するものである。
この林道の整備により、木材の搬出運搬距離の短縮、森林作業コストの軽減、作業効率化等が図られ、併せて「森林との共生」行動計画と相まって森林の持つ多面的機能を活かせることなど、費用対効果を期待しているものである。

イ 設計については、2級林道としての規格を確保しつつ、急峻地形による法面や路肩構造物の巨大化を避けるため、林道規定に基づき路肩を0.5m短縮し、かつ特殊工法の補強土壁工及び鋼製L型擁壁工を採用し、工事コストの短縮を図っている。
また、工事に支障する立木の伐採・搬出の便利さを考え、通常の伐採時期が主に8月以降であるため、工事発注時期をその時期に合わせるなど、山林所有者に種々配慮している。

ウ 工事現場においては、鋼製L型擁壁工や補強土壁工の基礎地盤及び仕上がり状況ともに良好であった。
また、工事中の資材保管状況、法面の養生、盛土箇所の湧水・伏流水処理のための地下排水工の設置状況、工事現場に必要な標識、作業員の安全装具の着用など、いずれも良好な施工管理状況であった。

エ 切土の法面保護工(種子吹付け)について、昨年度施工した法面被覆の芝の生育、地山の侵食や風化の状態、法尻喪木柵工の土砂堆積状態をみると、種子吹付け工が必ずしも適していない箇所もあり、法面保護工は場所に適した植生工を選定する必要がある。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められたが、一部において改善を要する事項が見受けられたので、適切な措置を講じられたい。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善策を指示したので記述を省略した。

ア 当初予定した天竜区横川地内の土捨場の確保ができなくなり、同区内の船明地区に変更したことで、捨土運搬距離が4,100m増加となった。
このため運搬経費が増加し、本年度の施工延長距離は当初の250mから24m短縮し、226mとなり、施工計画が縮小されている。
これは、土捨場の使用について、口頭での了解は得ているものの、承諾書の取り交わしがされていなかったことによるものである。
このことから事業を確実に執行するために、事前に土地所有者等と土捨場としての使用承諾書を取り交わすなど、書面による了解を得られたい。

イ 工事箇所から発生する根株や伐採材を工事中の落石等の飛散防止用土留め柵工等に利用し、かつ林地等の自然還元利用を図る計画であるが、発生した根株等が多量にあるにもかかわらず、現場内処理を無理に行った結果、現場周辺の樹木を傷める形になっている。
本路線は、今後も開設延長が予定されていることから、根株や伐採材の現場内処理にあたっては、現場代理人等と十分協議を行い、適切な処理をされたい。

第6 平成20年度道整備交付金事業林道吉野沢桂線開設工事(土木工事)

工事担当課 天竜区役所 森林整備課

工事主管課 天竜区役所 森林整備課

進ちょく率 98% (平成21年2月4日現在)

1 監査の期間

平成20年12月25日から平成21年2月5日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市天竜区横川地内

工事概要

施工延長 L=0m(橋台工のみの施工のため)

掘削工 V=223立方メートル、盛土工 V=156立方メートル

構造物取壊工 V=20立方メートル、橋台工 N=2基

護岸工 A=167.4平方メートル、仮設工 一式

請負契約金額

23,940,000円

請負人

村松建設株式会社

契約日

平成20年8月26日

完成期限

平成21年2月27日

契約方法

一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

本計画路線は、周囲に広大な森林が広がっており、森林管理や林業経営道路として活用の意義が高く、地域活性化の期待も大きい。開設工事を実施することで、円滑な森林管理と安定した林業経営を図るものである。
今年度より実施している本路線は、計画延長1,600mを平成25年度までの6年間で計画している。工事起点は県道藤枝天竜線、工事終点は林道光南線であり、当路線の利用区域は53ha、うち人工林は49haである。

(2) 計画・施工等の状況

ア 本林道の整備計画は延長 1,600m、利用区域面積 53haであり、このうち31haを平成29年度までに主伐、間伐、造林等の森林施業を行うことになっており、それに伴う林道整備は平成19年度から平成25年度までの6年間の計画である。当該年度の工事箇所は、当路線起点部分の橋梁工事である。

イ 設計については、上部工では走行性と経済性を向上させるため、ゴム支承を採用するとともに、伸縮装置を舗装下に埋設するノージョイント化を取り入れ、工事コストの削減を図っている。
また、工事の施工にあたっては、必要最小限に伐採した立木と除根した根株の搬出処分を最小限に抑えるとともに、河川管理者や漁協関係者との事前協議を行い、現場周辺の環境保全等に十分配慮している。

ウ 工事現場においては、護岸工左岸下部部分のブロック積みも終わり、右岸のブロック積みに着手する前であったが、工事中の資材保管状況、躯体足場の設置状況、工事現場に必要な標識、安全看板の掲示、作業員の安全装具の着用など、いずれも良好な施工管理状況であった。

エ 橋台躯体コンクリートについて、冬期外気温の低下対策のため、生コンクリートに早期に固まる早強コンクリートをしたことにより、薄黒く変色したコンクリートに仕上がっている。
このことにより、躯体上下に色違いが見られる結果となっているが、仕上がりも重要な品質であることから配慮されたい。なお、コンクリート強度について、テストハンマーによる試験を行ったが、測定値の材令別熟成度の判定でも設計強度以上であった。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認められた。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善等を指示したので、記述を省略した。

第7 平成20年度水拡天第1号山東配水池・管理用道路築造・送配水管布設工事(土木工事)

工事担当課 天竜上下水道課

工事主管課 天竜上下水道課

進ちょく率 15% (平成21年2月4日現在)

1 監査の期間

平成20年12月25日から平成21年2月5日まで

2 工事の概要

工事場所

浜松市天竜区山東地内

工事概要

山東配水池築造工

SUSパネル Ve=1,400立方メートル 1池

電気室築造工 RC10平方メートル 1棟

場内配管 1式 電気設備工 1式

管理用道路築造工

施工延長 W=3.0m×467.9m

ボックスカルバート据付B800×H1000、74.1m

φ800暗渠工 123.2m

コンクリート舗装工 1,239平方メートル

送配水管布設工

送水管 φ200×384.6m

配水管 φ300×385.1m

請負契約金額

299,775,000円

請負人

天竜土建工業株式会社

契約日

平成20年9月2日

完成期限

平成22年2月26日

契約方法

制限付一般競争入札

3 監査の結果等

(1) 工事の目的

本工事の配水池及び管理用道路・送配水管は、第5次上水道布設事業計画において、配水区域の見直し及び給水区域の拡大により加わった山東地区、船明地区への給水拠点施設として位置付けられている計画である。
工事目的は、山東北部地区への増加給水量及び水圧の確保、水圧不足が発生している山東水ヶ谷地区への水圧の確保、船明地区・区画整理事業区域への給水量の確保を図るためのものである。

(2) 計画・施工等の状況

ア 本工事は、配水区域の見直し及び給水区域の拡大により加わった天竜区山東地区・船明地区への給水拠点施設として、配水池ほかの設備を整備するものであり、周辺地域の水圧低下にも対応するものとなっている。
今回採用するステンレス製鋼板式配水池は、60年間における維持管理を含めたライフサイクルコストの考えを適用し、PC造との形式に関する比較を行った結果、経済性に優れていることから採用したものである。

イ 工事見積内容について、ステンレス鋼材の単価は3者から見積りが採られ、その最低値が各ステンレス材料の製品単価に設定されている。ステンレスの品質については、主として2種の部材に選別され、各々の単価は直近の他市事例単価より低くなっており、コスト縮減の取組とともに、積算単価、歩掛り、見積り等においても適正なものであった。

ウ 契約関係書類では、工事請負契約書、現場代理人及び監理技術者届、保証契約、施工体制台帳関係書類、建設業退職金共済証紙購入伝票、下請け届等の必要な書類を調査したが、問題となる事項は見当たらなかった。

エ 現場の状況については、管理用道路の切盛土工事及び一部の排水工事が完了し、配水池造成のための掘削及び土砂搬出が施工されている段階であったが、現場はおおむね良好な施工管理がなされていた。

オ 今後に予定される配水池本体側壁のステンレス鋼版の継ぎ目の開きには特に留意が必要である。過去、側壁の1段目及び2段目の取付けにおいて10mmも開いた事例もあるため、当該施工においては、ステンレス溶接の効果が得られる5mm以内を目標に組立てを行い、特に1段目底版との取付けに入念な施工を行うなど、今後は精度を上げて施工することが重要である。

(3) 監査の結果

監査した結果、おおむね適正に処理されていると認める。
なお、軽易な事項については、その都度関係者に改善策を指示したので記述を省略した。

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〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

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ファクス番号:050-3730-5218

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