更新日：2020年3月16日

社会福祉法人聖隷福祉事業団

このページは静岡大学情報学部笹原研究室の協力により作成しました。

業種

医療・保健・福祉事業

企業説明

聖隷浜松病院、聖隷三方原病院を中心として保健、医療、福祉、介護サービスを柱とするヒューマンサービスを提供している事業体である。
昭和初期、結核に苦しむ青年を看病した長谷川保氏のキリスト教精神を引き継いでいる。日本最大級の社会福祉法人の一つである。

拠点数

139施設（2015.3月現在）

従業員数

	合計	男性	女性
正規	9,108	2,588	6,520
パート	4,305	1,369	2936
合計	13,413	3,957	9,456

(2016年4月現在)

最近3年の採用数

2016（平成28）年

	合計	男性	女性
総合職	14	5	9
一般職	16	5	11
パート・非常勤	15	3	12
合計	45	13	32

2015（平成27）年

	合計	男性	女性
総合職	11	9	2
一般職	28	7	21
パート・非常勤	33	2	31
合計	72	18	54

2014（平成26）年

	合計	男性	女性
総合職	14	12	2
一般職	29	9	20
パート・非常勤	31	4	27
合計	74	25	49

社員さんへのインタビュー！

看護師・保育士・介護士などとして働く女性も多く、長年“働く女性”の職場環境を作ってきた聖隷福祉事業団ですが、今回は事務職の女性の勤務について、実際に育児休業を取得、復帰し、子育てをしながら働いている法人本部の女性職員の方にお話を伺いました。

Q:育児休業制度はどのようになっていますか？

A:聖隷福祉事業団では育児休業（育休）の取得率は、ほぼ100％で、子育てをしながら働くというのが当たり前となっており、出産を機に仕事を辞めるという人はほとんどいません。そのうえで、独自の制度として、育休を3年取得することができます。ただ3年取る人は少なく、保育所の入所しやすい4月に合わせて1年＋αで取る人が多いのが実態です。

Q:育児のための短時間勤務制度がありますか。

A:あります。1日最大1.5時間の短縮ができます。

Q:どのような休暇制度がありますか？

A:厚生休暇という独自の休暇制度があり、年4日取得できます。本人や家族の受診や通院などの場合は、1時間、2時間という時間単位での取得も可能です。それ以外の用事でも自由に使うことができますが、その場合は、半日か1日単位での取得になります。

Q:仕事と家庭の両立のため、会社として支援していることはありますか？

A:独自の育休復帰プログラムがあり、面談などを通して、復帰後の働き方を考えていきます。基本的には、復帰後、同じ部署に戻れるようにしていますが、人事異動の際にも配慮しています。どの職場にも、子育てをしながら働いている人、育休、産休中の人がいるのが当然のことと考えています。また、法人本部では基本的に公共交通機関での通勤を前提にしていますが、子どもの保育園の送迎がある人は、自動車での通勤が認められ、駐車場代も免除されます。

Q:休暇を取得しやすい職場環境ですか？

A:はい。女性職員も多く、もともと育休を取って当たり前という雰囲気です。相談会・座談会などの場を設けなくても、周りの育休取得経験者などに相談しやすいです。また、男性の職員の理解や同性（女性の先輩）からの助言などもあり、女性が育児をしながら働くのが当たり前という風土です。

Q:これから働く若い女性に何を期待しますか？

A:最初は仕事のうえでわからないことも多く、時間もかかります。しかし、若いうちは時間的にも体力的にも制約があまりなく、家事などにもあまり時間を割かれない時期だと思うので、好きなこと、やりたいことを思い切りやってほしいです。

訪問して感じたこと

出産を機に仕事を辞める人が多いと思い込んでインタビューに伺ったので、育児をしながら働くのが当たり前という雰囲気に少し驚きました。病院、保育園、介護施設などの現場で働く女性が多いため、事務職においても女性が働き続けることが当然という風土になっていると感じました。

(静岡大学情報学部笹原研究室　古屋)

大学生によるインタビューレポート（PDF：234KB）