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更新日:2021年2月15日

妊娠中の食事について

妊娠中(赤ちゃんがおなかの中にいるとき)の食事が大切な理由

お母さんが食べるものが赤ちゃんを育てます

赤ちゃんが元気に生まれるには、お母さんの健康が必要です。それには毎日の食事が一番大切です。
赤ちゃんが大きくなるためにいろいろなものを食べてください。
赤ちゃんがおなかにいるときは、食事の仕方を考えてみるよい機会です。この機会に考えてみてください。

自分の食事をもう一度考えてみよう

こんな食事の人は気をつけないと大変です!!
もう一度考えてみよう。

食事をしないことがある。
食事の時間が決まっていない。
夕食が8時より遅くなることが多い。
夕食の後に食べたり飲んだりする。
外で食べることが多い。(週3日より多い)
あまりかまずに食べる。
食べるスピードが速い。
朝食、昼食より夕食にボリュームがある。
油を使った料理をよく作る。
バターやクリームを使った料理が好き。
ドレッシングやマヨネーズはたくさんかける。
野菜料理はあまり食べない。
おやつはお菓子が多い。
スナック菓子が好き。
ジュースをよく飲む。
ファーストフードが好き。
お菓子がたくさん買ってある。
あっさりした味つけより、こってりした味つけが好き。
残さず食べないと気がすまない。
イライラすると何か食べたくなるほうだ。

食事でとくに気をつけること

(1) 朝ごはんをしっかり食べましょう

朝食は食べないで、昼食はたくさん食べる。夜は夫と遅い時間に夕食を食べる。夕食の時間までお腹がすくので途中にはお菓子をパクパク食べる。こんなパターンになっていませんか?
朝、食事をすると体温や血糖値が上がります。朝食はからだを活動しやすくするための大切な食事です。必ず食べましょう。

(2) 主食・副菜・主菜をそろえましょう。

1 主食 ごはん、パン、うどんなど、体を動かす力になる食べ物
ごはん、パン、めん類などエネルギー源になる食品
2 副菜 野菜、きのこ、海藻など、体の調子を整える食べ物。
野菜や果物、きのこ、海藻など、ビタミン、ミネラル、食物繊維となる料理
3 主菜 魚、肉、卵、豆など人の体を作る食べ物
魚、肉、卵、大豆などたんぱく質と脂肪を主とした料理
4 汁の多い食事 汁、牛乳と牛乳でできたもの、果物
取りにくい栄養を、気をつけてとる。
淡色野菜、果物

(3) よくかんでゆっくり食べましょう

早く食べたり、テレビを見ながらの食事は食べ過ぎになります。よくかんで食べると脳にある満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防ぎます。

(4) おやつも食事です。

赤ちゃんがおなかにいると、いつもよりたくさんの食べ物が必要になります。
赤ちゃんがおなかで大きくなるから、お母さんは一回にたくさん食べることができません。
3回の食事で足りないものを他の時間に食べてください。
夜の食事の後は、おやつは食べないようにしてください。

(5) 手作りの料理にしましょう。

店で食べる食事や買って食べる食事は、油、塩、エネルギーが多くなります。外で食事するときは、そのことに気をつけてください。
自分で料理すると、油、塩を自分で入れることができます。いろいろな食べ物を使うこともできます。赤ちゃんの食事を作る練習と思って作ってみてください。でも、時間のかかる料理をする必要はありません。

いろいろな食べ物を上手に食べよう

1日3回食べよう

  • 食事の時間は決めて食べよう。
  • お菓子や甘いパンを食事の代わりにしない。
  • 極端な食事制限はしない。
  • ゆっくりよくかんで食事を楽しむ。

いろいろな栄養がある食事をしよう

「主食」、「副菜」、「主菜」を作るように気をつける。
食事のバランス

上手にとってください

  • 1. 「ごはんもの」を中心に、力を出すものをしっかり食べる。
    いろいろなものを食べているか気をつけてください。どれくらい動いているかで、食べる量を考えてください。
    体重も測ってください。
  • 2. ビタミンや必要な他の栄養を「副菜」で十分とる
    緑や黄色の野菜をしっかり食べて、葉酸をとってください。
    特にはじめのころは、おなかの赤ちゃんが神経管閉鎖障害にならないように、葉酸が必要です。
    葉酸が入っていると書いてある食べ物を使ってもいいです。
  • 3. 「主菜」は、からだを作る基礎です。ちょうどよい量をとってください。
    肉、魚、卵、豆の料理をじょうずにとってください。
    脂の少ない肉や魚など、血を作る食べ物をとってください。
    妊娠のはじめのころには、ビタミンAのとり過ぎに気をつけてください。
  • 4. 牛乳やヨーグルト、チーズなどで、カルシウムを十分にとる
    赤ちゃんのために、十分なカルシウムが必要です。いろいろな食べ物を食べてください。

カルシウムたっぷりメニュー 『チンゲン菜のミルク煮』4人分
材料
チンゲン菜 400g
ベーコン 2枚
水 200cc
コンソメ 1個
牛乳 300cc
こしょう 少々
片栗粉 大さじ1 +水 大さじ2
チンゲン菜
作り方
1. チンゲン菜は3~4cm幅に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
2. 鍋でベーコンを炒め、チンゲン菜を入れてさらに炒める。水とコンソメを入れて煮込む。
3. 2.に牛乳を入れて、片栗粉でとろっとさせて、器に入れる。
◎1人分 カルシウム205mg

取りすぎるとよくないもの

1. お菓子や甘い飲み物はとり過ぎない

お菓子や甘い飲み物には、体を作るための栄養はありません。ほとんどエネルギーだけです。砂糖や脂が多いものもあります。そして、とり過ぎると太ったり、むし歯になったりします。また砂糖をとり過ぎると、血糖値が急に上がりやすくなります。それは、糖尿病の原因にもなります。お菓子や甘い飲み物は食事の代わりにはなりません。よい食事で、からだに必要な栄養をとってください。

2. 塩はとり過ぎない

塩のとり過ぎは、いろいろな生活習慣病の原因となります。特に、妊娠中は妊娠高血圧症候群の原因になります。塩をとり過ぎないように注意してください。

塩を少なくするには
  • 汁には材料をたくさん入れ、1日1回までに。
  • めん類のスープは残す。
  • 香味野菜(レモン、ゆず、しそ)で味にアクセントをつける。
  • 風味のあるものを使って、おいしく食べる。(ごま、くるみ、のりなど)
  • しいたけ、昆布、かつお節のだしを使う。
  • かけしょうゆは酢やだしで割って使う。
  • 買ったものを食べることや、外で食べることは少なくする。
塩分を減らす工夫をする

【食事バランスガイド】を見て、いろいろな食べ物を食べてください!

食事バランスガイド

食事バランスガイド
(厚生労働省・農林水産省決定)

妊娠中期・末期・授乳期は、表のようにふだんの食事にプラスする必要があります。
量よりも種類を増やすことを心がけるといいでしょう。


妊娠中(赤ちゃんがおなかの中にいるとき)、気をつけること

妊娠すると、お母さんの体は、今までとは変わります。違うホルモンが出たり、おなかの赤ちゃんが大きくなるために、変わります。

妊娠高血圧症候群とは?

次のときは、妊娠高血圧症候群です。
妊娠20週より後で、産んだ後12週までに血圧が高い場合。または血圧が高くて、尿にたんぱくが出る場合。

妊娠高血圧症候群になると・・・

お母さんがなりやすいこと
  • けいれん(突然体を硬くしてふるえる)発作
  • 脳出血(脳の中で血が出る)、肝臓や腎臓がうまく働かない

赤ちゃんがなりやすいこと
  • 早産(早く生まれる)、死産(死んで生まれる)
  • 赤ちゃんが大きくなりにくい

妊娠糖尿病とは?

妊娠したために、糖代謝異常(血の中の糖が多くなる)がわかること、または、そうなること。

妊娠糖尿病になると・・・

お母さんがなりやすいこと
  • 将来、糖尿病になりやすくなる。
  • 妊娠高血圧症候群

赤ちゃんがなりやすいこと
  • 赤ちゃんが大きくなりすぎる、生まれるとき大変、生まれたすぐ後の赤ちゃんが低血糖になる

健康な赤ちゃんが生まれるには、お母さんの健康な体が必要です。健診をきちんと受けてください。 そして、次のことに気を付けてください。よく考えてよい食事をする、適度に動く、疲れやストレスをためないようにする。 生活に注意して、おなかの赤ちゃんとうまく過ごしてください。

予防するために必要なこと

  • 同じリズムで生活する
  • 体重の増え方に気をつける
  • 何でも食べるよい食事をする
  • 味は薄くする
  • ゆっくりよくかんで食べる

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