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更新日:2022年3月16日
国の「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」が令和元年5月31日に変更され、これを受け、気象庁では南海トラフ地震臨時情報(以下、「臨時情報」という。)の運用が開始されました。
臨時情報の発表に関しては、南海トラフ付近でマグニチュード(以下、「M」という。)6.8程度以上の地震が発生した場合やプレート境界で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した場合、国が調査を開始するとともに、気象庁が「臨時情報(調査中)」を発表します。 その後、国の「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の結果により、臨時情報の種別として「巨大地震警戒」、「巨大地震注意」、「調査終了」のいずれかが発表されます。
情報名 |
キーワード |
発表条件 |
南海トラフ地震臨時情報 |
(調査中) |
〇観測された異常な現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査 調査を開始した場合、または調査を継続している場合 |
(巨大地震警戒) |
〇巨大地震の発生に警戒が必要な場合 ※南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生したと評価した場合 |
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(巨大地震注意) |
〇巨大地震の発生に注意が必要な場合 ※南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてM7.0以上M8.0未満の地震や通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合等 |
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(調査終了) |
〇(巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当たらない現象と評価した場合 |
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南海トラフ地震関連解説情報 |
〇観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況を発表する場合 〇「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし臨時情報を発表する場合を除く) |
気象庁では東海地震が前もってわかるように地震や地盤の観測データを24時間みています。東海地震に関する情報は三種類あり、危険度が低い情報から順に「東海地震に関連する調査情報」→「東海地震注意情報」→「東海地震予知情報」となります。
東海地震に関連する調査情報(定例)毎月の定例の判定会で評価した調査結果が発表されます。日ごろから、東海地震への備えをしておきましょう。東海地震に関連する調査情報(臨時)観測データに通常とは異なる変化が観測された場合、その変化の原因についての調査の状況が発表されます。テレビ・ラジオ等の最新の情報に注意して、平常通りお過ごしください。 |
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東海地震注意情報東海地震の前触れである可能性が高まった時は、「東海地震注意情報」を発表します。この段階で、学校の生徒などが家に帰る準備を始めます。 |
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判定会の開催東海地震予知情報の発表の検討が必要になった時は、「地震防災対策強化地域判定会」を開きます。判定会の地震学者が、東海地震が起こるかを決めます。 |
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警戒宣言発令(東海地震予知情報)判定の結果、東海地震の発生のおそれがあると判断したら、「東海地震予知情報」が発表されます。気象庁長官が内閣総理大臣に報告します。内閣総理大臣は閣議で決定した後、「地震防災対策強化地域(静岡県など)」に「警戒宣言」を発令します。 |
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「警戒宣言」ここがポイント「警告」と「指示」の2つの意味があります。「警戒宣言」とは「2~3日のうち(または数時間のうち)にマグ ニチュード8くらいの大地震(東海地震)が起こって、静岡県に震度6弱より上の地震が来る」という警告です。そして「大きな地震が起こることに備えて、準備をしてください」という指示です。 |
テレビ・ラジオ |
広報用スピーカー・サイレン |
広報車 |
電気・ガス使えますが、使わないようにしましょう。 |
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水道使えますが、普段から水をためておきましょう。 |
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電話使えますが、使わないようにしましょう。 |
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鉄道近くの駅までゆっくり走って止まります。 |
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バス走るのをやめます。 |
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道路避難する道を空けておくために協力します。入ってはいけない所があります。車に乗っているときは ゆっくり走って、カーラジオで聞いた通りにしてください。車を置いて逃げるときは、道路の外に車をとめてください。道路に置いて逃げるときは、左側に寄せて、キーをつけて、窓を閉めてください。 |
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学校幼稚園や学校は終わります。子どもはすぐに帰ります。父や母に渡します。 |
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病院診てもらえません。 |
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銀行営業しません。ATMは使える所があります。 |
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デパート・スーパーなど営業しません。 |
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コンビニできるかぎり営業します。 |
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