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更新日:2024年1月1日

木喰

木造十王坐像・木造葬頭河婆半跏像 木喰五行作
もくぞうじゅうおうざぞう・もくぞうそうずがばあはんかぞう (浜松市浜名区堀谷 徳泉寺)
昭和45年12月23日 市指定有形文化財(彫刻)

堀谷徳泉寺には、11体の木喰仏が残されています。この木喰仏を製作した、木喰五行上人は、江戸時代中期の享保3年(1718)、山梨県西八千代郡下部町で誕生しました。22歳の時に出家し、45歳の時、茨城県の羅漢寺住職木喰観海上人から、木喰戒(五穀を口にせず、木の実やそばの実を食べ修行を行いました。)を受け、厳しい修行を行いました。また、この時、日本回国(日本全土を回ること)の大願を立てています。56歳の時、日本回国に出発し、北海道から九州鹿児島を回り、仏像を刻んでいます。木喰上人が掘谷の地へ来たのは、寛政12年(1800)83歳の時です。上人はここで、5月8日までの1ヶ月間に十王と葬頭河婆の11体の像を彫刻しています。十王とは、死後その人の生前の罪業を裁く十人の冥主で、初七日の泰広王・二十七日の初江王・三十七の宋帝王・四十七日の五官王・五十七日の閻魔王・六十七日の変成王・七十七日の太山王・百日の平等王、一周忌の都市王、三周忌の五道転輪王をさします。十王の信仰は、浄土教や密教と結びつき、平安時代から鎌倉時代に盛んになっています。葬頭河婆は、三途の川の渡しで、死者の衣類を剥ぎその衣を領樹の枝にかけて罪の軽重をはかる老婆です。十王のうち、閻魔大王は高さが69cmあり、材質は楠です。他の九体は高さが約50から60cmあり、材質は楠です。以前は、木造の小屋に安置してあったが火災に遭い一部が炭化している像もあります。

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