1 収益的収入及び支出
収入につきましては、下水道事業財政の根幹をなす下水道使用料において、緩やかな景気回復や管きょ整備の推進に伴う有収水量の増を見込み、前年度比2.3%増の96億3,200万円を計上しました。また、他会計負担金においては、費用の減及び汚水資本費に対する公費負担割合を34.0%から32.5%へ引き下げたことなどに伴い、営業・営業外の合計で、前年度比3.1%減の59億7,344万6千円を計上するなど、収入総額では、前年度比0.2%増の156億8,210万4千円を計上しました。
一方、支出につきましては、西遠流域処理負担金や減価償却費などが増したものの、企業債残高の削減に伴う支払利息の減や経常的経費を極力抑制したことなどにより、支出総額では、前年度比0.1%減の156億2,392万6千円を計上しました。
この結果、税込みの収支差引では、5,817万8千円の利益となりましたが、税抜きの収支差引では、1億1,975万円の損失を見込むものです。
2 資本的収入及び支出
収入につきましては、企業債において、公的資金補償金免除繰上償還に伴う借換債の発行により、20億7,570万円の増となるなど、収入総額では、前年度比20.6%増の117億9,600万3千円を計上しました。
一方、支出につきましては、建設改良費において、継続事業である合流改善事業や雨水排水対策事業が増する一方で、未普及対策事業や施設の改築更新事業などの減があり、ほぼ前年度並みの65億799万5千円を計上しました。また、公的資金補償金免除繰上償還に伴い、企業債償還金において、前年度比21.9%増の113億5,067万7千円を計上するなど、支出総額では、前年度比14.0%増の185億3,582万2千円を計上しました。
この結果、収支差引で67億3,981万9千円の収支不足となりますが、この不足額は、減価償却費等の内部留保資金などにより補てんします。
- 【収益的収入及び支出】
(単位:千円)
| 区分 |
23年度当初予算額
A |
22年度当初予算額
B |
対前年度当初予算増減
A-B |
備考 |
| 1 下水道事業収益 |
15,682,104 |
15,643,944 |
38,160 |
|
| |
1 営業収益 |
12,860,750 |
12,695,840 |
164,910 |
|
| |
1 下水道使用料 |
9,632,000 |
9,420,000 |
212,000 |
下水道使用料収入 |
| 2 他会計負担金 |
3,228,750 |
3,275,840 |
△47,090 |
雨水処理費等に対する一般会計負担金 |
| 2 営業外収益 |
2,803,354 |
2,948,103 |
△144,749 |
|
| |
1 受取利息及び配当金 |
100 |
100 |
0 |
歳計現金に対する預金利息 |
| 2 他会計負担金 |
2,744,696 |
2,885,785 |
△141,089 |
汚水資本費に対する一般会計負担金 |
| 3 農業集落排水業務負担金 |
21,816 |
22,119 |
△303 |
農業集落排水業務に対する負担金 |
| 4 合併処理浄化槽設置業務負担金 |
27,142 |
22,191 |
4,951 |
合併処理浄化槽設置業務に対する負担金 |
| 5 雑収益 |
9,600 |
17,908 |
△8,308 |
|
| |
3 特別利益 |
18,000 |
1 |
17,999 |
|
| |
1 過年度損益修正益 |
18,000 |
1 |
17,999 |
過年度分に係る収益 |
|
| 1 下水道事業費用 |
15,623,926 |
15,636,509 |
△12,583 |
|
| |
1 営業費用 |
10,872,654 |
10,753,613 |
137,041 |
|
| |
1 管きょ費 |
358,406 |
355,187 |
3,219 |
下水道管きょの維持管理に要する経費 |
| 2 ポンプ場費 |
259,215 |
254,124 |
5,091 |
中ポンプ場ほか14施設の管理運営に要する経費 |
| 3 浄化センター費 |
1,216,993 |
1,242,331 |
△25,338 |
中部浄化センターほか9施設の管理運営に要する経費 |
| 4 業務費 |
278,756 |
273,573 |
5,183 |
下水道使用料徴収及び排水設備業務に要する経費 |
| 5 西遠流域処理負担金 |
1,994,055 |
1,927,870 |
66,185 |
西遠流域下水道維持管理負担金 |
| 6 総係費 |
355,446 |
345,837 |
9,609 |
事業活動全般に関連する管理運営経費 |
| 7 減価償却費 |
6,404,512 |
6,285,412 |
119,100 |
有形及び無形固定資産の減価償却費 |
| 8 資産減耗費 |
5,271 |
51,279 |
△46,008 |
固定資産の除却に要する経費 |
| |
2 営業外費用 |
4,729,954 |
4,866,370 |
△136,416 |
|
| |
1 支払利息及び企業債取扱諸費 |
4,557,863 |
4,700,019 |
△142,156 |
企業債償還利息及び一時借入金利息 |
| 2 利子補給金 |
1,189 |
1,200 |
△11 |
水洗便所改造資金貸付金に対する利子補給金 |
| 3 水洗便所設置費 |
565 |
565 |
0 |
生活扶助世帯に対する水洗便所設置費補助金 |
| 4 農業集落排水業務費 |
21,816 |
22,119 |
△303 |
農業集落排水業務に要する経費 |
| 5 合併処理浄化槽設置業務費 |
27,142 |
22,191 |
4,951 |
合併処理浄化槽設置業務に要する経費 |
| 6 消費税及び地方消費税 |
121,369 |
120,266 |
1,103 |
|
| 7 雑支出 |
10 |
10 |
0 |
|
| 3 特別損失 |
21,318 |
34,526 |
△13,208 |
|
| |
1 過年度損益修正損 |
21,318 |
34,526 |
△13,208 |
過年度分に係る経費 |
|
| 収支差引 |
58,178 |
7,435 |
50,743 |
|
| 収支差引(税抜:△純損失) |
△119,750 |
△161,786 |
42,036 |
|
- 【資本的収入及び支出】
-
(単位:千円)
| 区分 |
23年度当初予算額
A |
22年度当初予算額
B |
対前年度当初予算増減
A-B |
備考 |
| 1 資本的収入 |
11,796,003 |
9,778,938 |
2,017,065 |
|
| |
1 企業債 |
7,957,700 |
5,882,000 |
2,075,700 |
|
| |
1 企業債 |
7,957,700 |
5,882,000 |
2,075,700 |
公共下水道事業費等に充当するための借入金 |
| 2 出資金 |
833,174 |
644,707 |
188,467 |
|
| |
1 他会計出資金 |
833,174 |
644,707 |
188,467 |
雨水用地取得費等に対する一般会計出資金 |
| 3 国庫支出金 |
2,654,588 |
2,695,060 |
△40,472 |
|
| |
1 国庫補助金 |
2,654,588 |
2,695,060 |
△40,472 |
公共下水道事業費等に対する国庫補助金 |
| 4 受益者負担金 |
342,841 |
513,871 |
△171,030 |
|
| |
1 受益者負担金 |
342,841 |
513,871 |
△171,030 |
公共下水道事業費等に係る受益者負担金 |
| 5 工事負担金 |
7,700 |
43,300 |
△35,600 |
|
| |
1 工事負担金 |
7,700 |
43,300 |
△35,600 |
管きょ整備事業費に係る工事負担金 |
|
| 1 資本的支出 |
18,535,822 |
16,266,354 |
2,269,468 |
|
| |
1 建設改良費 |
6,507,995 |
6,506,550 |
1,445 |
|
| |
1 公共整備事業費 |
5,264,200 |
4,557,820 |
706,380 |
国庫補助事業で施行する公共下水道事業費 |
| 2 単独整備事業費 |
581,534 |
893,306 |
△311,772 |
単独事業で施行する公共下水道事業費 |
| 3 特定環境保全公共整備事業費 |
274,300 |
700,000 |
△425,700 |
国庫補助事業で施行する特定環境保全公共下水道事業費 |
| 4 特定環境保全単独整備事業費 |
168,792 |
172,874 |
△4,082 |
単独事業で施行する特定環境保全公共下水道事業費 |
| 5 受益者負担金徴収業務費 |
72,343 |
81,210 |
△8,867 |
受益者負担金徴収業務に要する経費 |
| 6 改良費 |
138,100 |
94,000 |
44,100 |
下水道管きょ改良工事等に要する経費 |
| 7 固定資産購入費 |
8,726 |
7,340 |
1,386 |
メーター購入等に要する経費 |
| 2 流域整備事業費 |
677,150 |
448,700 |
228,450 |
|
| |
1 西遠流域事業費 |
677,150 |
448,700 |
228,450 |
西遠流域下水道事業費に係る建設負担金 |
| 3 企業債償還金 |
11,350,677 |
9,311,104 |
2,039,573 |
|
| |
1 企業債償還金 |
11,350,677 |
9,311,104 |
2,039,573 |
企業債償還元金 |
|
| 収支差引 |
△6,739,819 |
△ 6,487,416 |
△252,403 |
|
|
| 補てん財源 |
6,739,819 |
6,487,416 |
252,403 |
|
| |
1 過年度分消費税資本的収支調整額 |
- |
- |
- |
|
| 2 当年度分消費税資本的収支調整額 |
177,164 |
167,803 |
9,361 |
|
| 3 過年度分損益勘定留保資金 |
1,219,565 |
1,061,504 |
158,061 |
|
| 4 当年度分損益勘定留保資金 |
5,343,090 |
5,258,109 |
84,981 |
|
平成23年度の主要事業
1.下水道の整備
- 1.汚水管きょの整備 1,927,612千円 (公共整備事業費、単独整備事業費、特環公共整備事業費等)
- 平成23年度末の目標普及率77.8%の達成を目指し、下水道整備を推進するもの。
・管きょ延長 17,267m
- 2.汚水ポンプ場の整備 693,000千円 (公共整備事業費)
- ポンプ施設の改築更新工事及び耐震対策を行うもの。
・中ポンプ場雨水ポンプ改築工事
・北ポンプ場雨水ポンプ改築工事
・南ポンプ場雨水ポンプ改築工事
- 3.終末処理場の整備 730,500千円 (公共整備事業費、単独整備事業費)
- 処理施設の新設及び老朽施設の改築更新工事を行うもの。
・中部浄化センター第1ポンプ場雨水ポンプ改築工事
・中部浄化センター第2ポンプ場脱臭設備改築工事
・中部浄化センター水処理施設管廊部耐震補強工事
・中部浄化センター汚泥処理中央監視設備実施設計委託
・舘山寺浄化センター設備改築実施設計委託
・細江浄化センター水処理・汚泥・電気設備工事
2.雨水排水対策事業
- 1.雨水管きょの整備 787,500千円 (公共整備事業費)
- 雨水排水対策として、管きょ築造工事を行うもの。
・管きょ延長 973m
3.合流改善事業
- 1.浅田バイパス幹線築造工事 1,010,625千円 (公共整備事業費)
- 浅田処理分区内の浸水被害を解消するため、バイパス管を設置するもの。
4.老朽管等更新事業
- 1.管きょ調査委託 30,450千円 (公共整備事業費)
- 浜松地区の下水道整備は昭和34年の事業実施以来、長期間の使用を経ているため、管きょの調査委託を平成18年度より順次行っている。
・中部処理区管路調査委託ほか
- 2.管きょ改良工事 572,250千円 (公共整備事業費)
- 上記調査委託等により、管きょの破損等が判明した場合、速やかに改良工事を行い機能の回復に努めるもの。また、地震対策のため、管きょの改築工事を行うもの。
・都田テクノ内管きょ改築工事
・中部処理区管きょ耐震対策工事
・中部処理区管きょ長寿命化対策工事
・西遠処理区管きょ耐震対策工事
・佐鳴第1処理分区枝線管きょ改築工事ほか
5.事故対策等
- 1.マンホール蓋改築工事 110,800千円 (公共整備事業費、単独整備事業費、改良費)
- マンホール蓋飛散による事故防止対策として、当面、中部処理区内にある国県道並びに1・2級路線上にあるマンホール蓋の取替えを実施するもの。
- 2.防臭対策工事 4,320千円 (管きょ費)
- 雨水桝より発生する悪臭対策として、中部処理区の合流区域内を対象として防臭止めの設置を行うもの。
- 3.公共汚水桝の撤去工事 5,700千円 (管きょ費)
- 公共汚水桝の蓋の破損による事故防止対策として、当面、事故発生箇所の周辺や昭和45年以前の設置箇所について、公共汚水桝の撤去工事を行うもの。
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